日本全国、旅に行ったら訪れたい美しい景色や、定番だけではなくことりっぷ独自目線のおすすめスポットを紹介する連載「ニッポンいいとこ案内」。今回は、大分県にご案内します。“おんせん県”として知られますが、雄大な自然を感じる場所や美しい花の名所など、魅力的なスポットがたくさん。ぜひ、旅のプランづくりの参考にしてくださいね。
大分県内でも温泉が多い中部エリアにあり、日本を代表する温泉・別府温泉郷。まちじゅうに上がる湯けむりにワクワクしますね。ぜひ見ておきたいのが「べっぷ地獄めぐり」です。
98℃あるコバルトブル一の「海地獄」や、噴気まで赤い「血の池地獄」、熱湯と噴気を噴出する間欠泉「龍巻地獄」など、7つの地獄はどれも個性豊かで、目を奪われること必至。足湯や立ち寄り温泉、“地獄蒸しの”スイーツなど、見る以外のお楽しみも目白押しです。
別府に次ぐ全国2位の源泉数を誇り、美術館やおしゃれなショップが並ぶ温泉街も楽しい「由布院(ゆふいん)温泉」。「山のホテル夢想園(むそうえん)」は、由布院盆地の南側の高台から由布岳や盆地を一望する眺望や、美味しい料理がすてきな宿です。
日帰り利用もOK。男女別の露天風呂や、家族やグループで予約なしで入れる家族風呂など4種のお風呂があり、露天風呂はすべて由布岳ビュー。絶景とともに名湯を楽しめます。
自然を豊かな西部エリアにある阿蘇くじゅう国立公園・久住高原にした「くじゅう花公園」。くじゅう連山や阿蘇五岳など山々の眺望ととともに、四季の花々を楽しめます。
現在は、年間を通して500種類500万本が咲く西日本最大級の花スポットとして有名。ガーデンや温室などの新たなスペースや、ショップ、レストラン、体験工房なども次々にオープンし、季節ごとに花のイベントを開催するなど、1993年の誕生以来、進化し続けています。
同じく阿蘇くじゅう国立公園内、原生林に覆い尽くされた姿が印象的な「黒岳」。その麓の森の中にあり、阿蘇野川の源流にあたるのが「男池(おいけ)湧水群」です。
底が見えるほど透き通ったコバルトブルーの水は、1日に約2万トンが湧き出す「日本名水百選」のひとつ。まろやかな味わいで知られ、水を汲みに訪れる人も後を絶ちません。池の周りは遊歩道。小川になった湧水や大木、巨木の中をゆったり歩いてリフレッシュできます。
752年に創建されたとされる大分県北部の「宇佐神宮(うさじんぐう)」。原生林に囲まれた広大な境内に、国宝の本殿をはじめとする歴史的・文化的に貴重な建造物が点在します。
全国に4万あまりある八幡社の総本宮で、パワースポットとしても知られるこちら。樹齢800年のご神木や、踏めば幸せになるといわれる「夫婦石」、一生に一度だけ願いを叶えてくれる「願掛け地蔵」などがあり、さまざまなご利益をいただける神社です。
大分、宮崎の両県にまたがる「祖母・傾・大崩ユネスコエコパーク」の名所であり、「日本の滝100選」のひとつ「原尻(はらじり)の滝」。田園地帯に突如現れる珍しい滝です。
9万年前の阿蘇山の大噴火で生まれた岩盤が、長い年月の間に川の流れで削れられてできた滝で、幅120m、落差20mの大迫力。滝の正面の釣り橋や滝のすぐ上、すぐ下など、さまざまな場所からストンと落ちるような美しい姿を眺めることができます。
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いかがでしたか?連載「ニッポンいいとこ案内」では、日本全国の旅の目的地にしたいスポットを順次紹介予定。楽しみにしていてくださいね。