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ペリーが上陸した横浜の地に建つ横浜開港資料館のミュージアムショップ「PORTER’S LODGE」で選ぶ♪レトロな横浜のおみやげ

  • 2024年6月9日
  • ことりっぷ


江戸時代に開港した横浜は、それまでの小さな漁村から外国船の出入りする貿易の街へと大きな変貌をとげてきました。日本が世界と結ばれるきっかけとなった場所に今は横浜開港資料館が建ち、隣接するミュージアムショップ&カフェ「PORTER’S LODGE(ポーターズ ロッジ)」では、この資料館を代表する絵画「ペリー提督横浜上陸の図」の複製画や横浜のおみやげが揃います。港町・横浜のレトロな雰囲気が漂うおみやげをご紹介します。
横浜港の玄関口でもある大さん橋のそばに建つ横浜開港資料館。新館では幕末の開港期から昭和初期にかけての横浜開港の歴史を展示していて、その奥には英国総領事館として使われていた重厚な石造りの建物が保存されています。
新館と旧英国総領事館の間には「たまくす」の愛称で親しまれるタブノキが生い茂ります。ここは1854年にアメリカのペリー提督と日本の代表が日米和親条約を結んだ場所で、その時の様子を描いた「ペリー提督横浜上陸の図」に描かれている樹木がこの「たまくす」にあたるとされています。江戸末期の大火災と関東大震災で被害を受けたものの成長し続け、今もたくましく枝葉を伸ばします。
旧英国総領事館には門番所があり、現在はミュージアムショップ&カフェ「PORTER’S LODGE」として、一息つける小さなカフェを併設しています。 
開港当時の様子が描かれた絵ハガキや街中に流れた瓦版のポスター、書店ではなかなか手に入りにくい企画展の図録、この界隈にお店を構える老舗の商品などが並びます。このショップならではの品ぞろえで、おみやげはもちろんギフトにしても喜ばれますよ。
名木「たまくす」も描かれている「ペリー提督横浜上陸の図」をモチーフにしたグッズは、ショップの人気商品です。江戸時代、日本に開国をせまったペリー提督が隊列を組むアメリカの水兵達を従えて横浜に上陸した時の様子が描かれ、おそらく誰もが一度は歴史の本などで見かけたことのある絵画。手ごろなサイズの額絵や絵ハガキ、メモブックなど横浜らしいおみやげです。
メモブックにはこの資料館で収集しているコレクションの浮世絵などもモチーフに。外国船が行きかう港を蒸気機関車が煙を上げて走る文明開化に沸いた横浜や、矢絣の着物に袴といった明治時代の女学生を描いた日本茶の商標など、その時代の様子を彷彿とさせます。
かわいい小箱に入っているのは元町の老舗紅茶専門店「SAND GLASS(サンド グラス)」の紅茶セットです。インド茶とスリランカ茶を横浜元町のイメージにブレンドしたモトマチブレンドをはじめ、ベルガモットやストロベリーなどのフレーバーティーなど10種類~の味が楽しめるティーバッグ。横浜赤レンガ倉庫をイメージした小箱もおすすめです。
元町の代官坂にお店を構える和菓子処「香炉庵」が手掛けるのは船を模ったコロンとした最中です。最中のなかには、モチモチとした求肥餅とやさしい甘さのこしあんがたっぷり。パッケージには横浜ベイブリッジも描かれ、横浜港に停泊する客船のよう。
異国の文化がいち早く伝わった横浜には、日本ではこのエリアで初めてつくられ、その後地方へと伝わったといわれているものが沢山あります。アイスクリームもその一つで、明治2年に日本で初めてのアイスクリーム「あいすくりん」が横浜馬車道でつくられて販売されたのだそう。当時の味をイメージした「横濱馬車道あいす」は最中とカップの2種類。ぜひテラスで味わって。
ケチャップも横浜が発祥とされています。幕末に西洋野菜の栽培がはじまった横浜で、農家の清水與助が収穫したトマトでチャップを加工したのがはじまりといわれています。清水は試行錯誤を繰り返して作り上げ、そのケチャップは宮内庁御用達にもなったほどの極上品。それから長い年月が経つなかで歴史の中に埋もれていたケチャップを復刻させて再び「清水屋ケチャップ」として登場しました。ラベルも清水與助が当時デザインしたものを再現していて、横浜開港資料館ではこうした資料も所蔵しています。
おしゃれなショッピングストリートとして人気のある元町商店街は、横浜に暮らし始めた外国人向けにお店が集まったのがはじまりといわれています。今も家具や食器など様々な生活用品を扱うお店が軒をつらね、レースの専門店「近沢レース」も明治時代に絹の輸出商として創業した老舗。オリジナルレースのタオルハンカチが豊富で、ここでは赤い靴やガス灯をモチーフにしたレースのハンカチを扱っています。
同じく元町商店街に本店のある「タカラダ」は国内外の食器を幅広く扱うテーブルウェア専門店。オリジナルデザインも多く、文明開化の頃から現在までの横浜を描いた「横浜ビフォー&ナウ」の食器は、このエリアのカフェでもコーヒーや紅茶のカップとして取り扱われる人気のシリーズ。横浜ブルーが色鮮やかに彩ります。
写真集や図録は専門的なものから、思わず手にとりたくなる「横浜歴史的建造物マップ」など幅広くラインナップ。横浜の歴史を訪ね歩くお散歩がますます楽しくなりますよ。「横浜の歴史あれこれQ&A」の表紙は三代広重による版画で、国際色がどんどん豊かになっていく横浜の雰囲気を伝えています。
PORTER’S LODGEのロゴをあしらった「ベロアハンカチ」(1400円)や「ボールペン」(500円)、旧英国総領事館の設計図をモチーフにした「ブロックメモ」(550円)や「クリアーファイル」(300円)などのオリジナルグッスも横浜らしいスッキリとしたデザイン。PORTER’S LODGEのかわいいロゴは昭和6年に建築された図面をもとにしているのだそう。
カフェエリアでは、サイフォンで淹れる「コーヒー」(400円)や「ホットティー」がタカラダの「横浜ビフォー&ナウ」のカップでいただけます。コーヒーは元町の「キャラバンコーヒー」、紅茶は「SAND GLASS」の茶葉を使用。どちらも地元で親しまれる味わいです。
横浜銘菓とのセットでは、香炉庵の「船もなか」や元町のフレンチレストラン・霧笛楼の「横濱煉瓦」など、横浜を代表するお菓子が、数種類の中から日替わりで添えられます。こうしたお菓子や紅茶やコーヒーは販売もあるので、そのままおみやげにするのもおすすめです。レトロな建物の中でぜひ横浜のお気に入りを探してくださいね。

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