江戸時代には繁華街として栄え、当時の伝統を受け継ぐ歴史ある街、東京・日本橋。最近はモダンな新スポットも登場していて、古き良き文化と新鮮な良いものが入り混じり、おさんぽにはうってつけのエリアです。
今回は、そんな日本橋を1日でめぐるおさんぽコースをご紹介。日本初開催のフランス印象派の世界を探求する没入型展覧会や銀行をリノベーションした複合施設、三越の喫茶店や江戸っ子に人気の和菓子が集う老舗まで、レトロモダンな街を堪能してみませんか。夏を奏でる江戸風鈴など、今の時期にしか体験できないスポットもご案内します。
9月29日(日)まで、日本橋三井ホールで開催中の「モネ&フレンズ・アライブ 東京展」から、おさんぽスタート。世界中で愛されているフランス印象派の世界を探求する没入型展覧会です。
19世紀半ばから20世紀初頭にかけて活躍したクロード・モネやピサロ、ルノワール、セザンヌ、ドガなど、ごくありふれた人々の日常を屋外で描いていた印象派の絵画の数々を展開。絵画とクラシック音楽を融合させたダイナミックなイマーシブ体験ができますよ。
ランチタイムには、東京メトロ日本橋駅から徒歩1分の路地にある「紅花(べにはな)別館」がおすすめ。戦後すぐにジャズ喫茶として誕生し、時代とともに形を変えながら続いてきた老舗です。
こちらの名物メニューが、ふたつきの壺に入った「ココットカレー」。スパイスをたっぷり使ったスリランカ風カレーで、ふたを開けた瞬間に食欲をそそる香りがあふれ出します。ここだけの味に魅了され続けるファンもたくさんいるんだとか。
2023年9月1日(日)までの期間、日本橋恒例の夏イベント「ECO EDO 日本橋 2024 ~五感で楽しむ、江戸の涼」が開催中。江戸時代に日本橋で育まれた“涼”をとる生活の知恵や工夫を現代流にアレンジした様々なイベントが楽しめます。
会期中、福徳神社横の「森の風鈴小径」とCOREDO室町テラス けやき広場の2か所で江戸風鈴のスポットが登場します。福徳神社から福徳の森へと続く小径は、約200個の江戸風鈴で装飾されています。さらに夜にはライトアップも。また、名橋・日本橋の装飾のモチーフにもなっている麒麟が合計2体隠れているので、風鈴を楽しみながら“隠れ麒麟探し”も楽しんでくださいね。
風鈴スポットからほど近い、コレド室町テラスの2階にある「にじゆら日本橋店」では、職人の手ほどきのもと、注染で手ぬぐいを染める体験を行っています。糊の土手を作り、7色の染料で自由に色を付けて、自分だけの手ぬぐいを作ってみませんか?
大阪で誕生した手ぬぐいブランド「注染手ぬぐい にじゆら」。自社工場では、経験豊かな職人さんが伝統的な「注染」の技法でさまざまな色と柄の手ぬぐいを染め上げているそうです。
カフェタイムは、日本橋三越本店にある「カフェ ウィーン」へ。ザッハトルテやアインシュペナーなど、本場ウィーンのレシピを忠実に再現したコーヒーメニューやオーストリア料理を楽しむことができます。優美でクラシックな内装に囲まれていると、まるでウィーンを旅しているかのような気分に浸れます。ウィーンのカフェ文化に触れながら優雅なひとときを過ごしてみてはいかが。
日本橋の近くにある「榮太樓總本鋪 日本橋本店」は、「名代金鍔」や、三角のかたちの「梅ぼ志飴」など、江戸っ子に人気の多くの和菓子を生み出しているお店。喫茶室を併設する日本橋本店では、職人がその場で手焼きしてくれる「名代金鍔」や、飴の蜜を使った和風パフェを食べることができます。
店内には、飴におせんべい、生菓子など、5つのブランドが一堂にそろっています。もらって嬉しい東京みやげを探しに、訪れてみてはいかがでしょうか?
昨年末、日本橋兜町旧銀行跡にオープンした、日本橋兜町のパティスリー【ease】の世界観を表現する複合ショップ「BANK(バンク)」。銀行として使われていた場所をリノベーションした建物は、銀行時代に使われていた金庫が残るなど、兜町らしい雰囲気です。
地下1階にある、「Flowers fēte(フラワーズ フェテ)」は、フラワーデザイナーの細川萌氏が手がけるフローラルデザインショップ。
店内では、ドライフラワーブーケやポプリ、アロマディフューザーなどオリジナルフラワープロダクトを販売するほか、植物を使った空間装飾の提案を行っています。
お次は下町情緒あふれる日本橋人形町へ徒歩で移動。有名な老舗飲食店が点在しているエリアです。「生活道具屋 surou n.n(スロウ エヌエヌ)」は、そんなまちの一角に立つ、センスあふれる生活雑貨のセレクトショップ。選りすぐりの照明や食器、観葉植物などを扱っています。コンセプトは“少しだけ贅沢な暮らし”。店内には、クラシカルで温かみのあるこだわりの照明が並んでいて、見ているだけでわくわくしてきます。
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いかがでしたか?最新の営業時間やメニューは、公式サイトでご確認のうえ、おでかけください。
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