全国各地のおいしい・かわいいおやつを紹介する「毎日おやつ」。自宅でのスイーツ時間が楽しくなるとっておきの甘味から、旅のおみやげにもぴったりなご当地の恵みを使った逸品まで、新しい発見にきっと出会えるはずです。今回は京都府の「フルーツの羊羹」をご紹介します。
ミルクのような白色にカラフルな色が散りばめられた見た目が、まるでゼリーのような「フルーツの羊羹」。一般的なこしあんの練り羊羹とは異なる、ジューシーな甘さが新しい和菓子です。
表面を彩る、透明感のあるフルーツ羹は和菓子のゼリーのような寒天の口当たり。甘酸っぱい香りとかすかに果肉の食感がアクセントです。白い部分はなめらかで軽く、あっさりした後味とフルーティーな香りを残してシュワッと溶けていきます。
こちらの羊羹は、作り方もこだわっています。きれいな柄ができるようカットしたフルーツ羹を職人が型に並べ、卵白と白あんを合わせて作ったベースのあんを流すなど、工程は丁寧に手作りなのだそう。
「NEXT 100 YEARS」は、京都の落雁専門店「UCHU wagashi」から誕生したブランド。これまでの和菓子の文化を次の100年に繋げたいという思いから、伝統の和菓子に、現代の素材や価値観を取り入れたお菓子を作っています。「フルーツの羊羹」も、一度食べるとこれまでにない新しいおいしさを誰かに教えたくなる、そんなお菓子です。