格子や土塀など風情ある街並みが広がる「ならまち」。寺社仏閣や奈良公園、春日大社といった奈良に行くなら外せない観光スポットにも近いエリアです。今回はそんな「ならまち」やその周辺から、ランチにぴったりのお店を6つピックアップ。気分や場面、予算に合わせてすてきなランチタイムを楽しんでくださいね。
築100年近い町家をリノベーションした「カナカナ」。格子の窓から柔らかな光が入り、ゆったりとした雰囲気が漂うカフェと雑貨のお店です。ドリンクやデザートもつく人気のセット「カナカナごはん(写真)」をはじめ、カレーやドリア、ブラジル料理、デザート、ドリンクなど、豊富なメニューが揃います。食事は営業時間中いつでも注文できるので、ブランチから遅めのランチまで、さまざまなシーンでいただけるのもうれしいですね。
丸太格子や虫籠窓など、ならまちらしさたっぷりの築140年の町屋を改装した「粟(あわ)ならまち店」。大和伝統野菜や大和牛、地酒など、奈良の食材をたっぷり使った料理をいただけます。ランチはさまざまな食材を通して奈良の食文化を堪能できるコース。野菜も肉もたっぷりのフルコースから、大和野菜も世界の野菜も味わえる野菜中心のコース、牛肉の食べ比べができる御膳までさまざま。おいしいものを少しずつ、じっくり楽しめます。
カフェ好きの憧れ、「くるみの木」オーナーの石村さんが総合プロデュースした複合施設「鹿の舟」。その中にある「竈(かまど)」は、奈良産のお米を伝統的な薪とかまどで炊いたつやつやのごはんが主役の食堂&グローサリー。ランチは地元食材をたっぷり使い、ごはんに合うおかずを組み合わせた定食です。グローサリーではパンや季節の和洋菓子、果物、野菜など、和食にこだわらず食事の時間を楽しめる食材や道具などが揃います。
近鉄奈良駅から徒歩約4分ほどの「 麺闘庵(めんとうあん)」。大きなおあげにうどんが包まれた「巾着きつね(写真)」で有名なお店です。オーナーの津保井さんは“うどんの聖地”稲庭・水沢・五島で修業。もっちりコシのある麵は、だしがしっかりしみた特注の厚めの油揚げの相性も抜群です。試行錯誤を重ねて生まれたというつゆは、中身に負けない力強い味わい。一度見たら忘れられないビジュアルとおいしさを楽しんでくださいね。
ならまちのやや外れにあり、赤い暖簾と白壁が目印の隠れ家「遊膳やぶ」。家庭料理がベースのおしゃれで華やかな和風創作料理を楽しめるお店です。ランチはデザートもドリンクもつくコース。料理は絶品と評判の大和牛の料理を始め、できたての揚げものや小鉢料理など丁寧に作られた一品が所狭しと並びます。古民家をリフォームした店内には中庭もあり、室内にも花が。こだわりの食器や美しい盛りつけにも気分が盛り上がりそうです。
創業120年を超え、さまざまな貴人や要人をもてなしてきた名料亭「菊水亭」。敷地の一角の離れを改装して2016年にオープンしたのが、うなぎ専門店「うな菊」です。うなぎ料理は料亭の創業時から、会席料理のひと品として好評を博し続けてきた味。活きた鰻のみを使い、長年受け継ぐタレや契約農家でお店専用に育てられる魚沼コシヒカリでいただく極上の味わいです。お店は春日大社に近く、荒池も目の前。観光の途中にもぴったりです。
いかがでしたか?今回は、過去に「ことりっぷWEB」で紹介したお店の中から、おいしいランチを楽しめる奈良・ならまちのお店をまとめてご紹介しました。メニューや営業時間、定休日などの情報は、各記事の公開時点のものですので、事前に確認しておでかけしてくださいね。