ベトナム料理店「フォーハノイ」が10周年 地元食材生かしたメニュー70種

  • 2025年5月1日
  • みんなの経済新聞ネットワーク

 ベトナム料理店「フォーハノイsecond 板屋町店」(浜松市中区板屋町、TEL 053-455-0011)が4月12日、オープン10周年を迎えた。(浜松経済新聞)

 「フォーハノイsecond」の牛肉とマッシュルームのトマトクリームソース

 運営はイベント会社「レンダー商会」(浜松市中央区)。ベトナムサンドイッチ「バインミー」のテイクアウト専門店を2015(平成27)年にオープンし、半年後に2号店として「フォーハノイsecond」を出店した。屋台風ではなく、フレンチレストランのように着飾って訪れる店を目指し、白を基調に黒と黄色をアクセントにしたモダンな内装に仕上げた。

 「レンダー商会」社長の石津利昭さんによると、出店当初、浜松市中心部にはベトナム料理店がほとんどなく、SNSの普及も重なって「映(ば)える」店として人気を呼んだという。順調に集客を続けていたが、コロナ禍では大きな打撃を受け、座席数を減らすなどの対応を迫られた。「先行き不透明で不安な時期が続いたが、補助金や認証制度などのおかげで乗り越えることができた」と振り返る。当時開発した持ち帰り用のフォーなどは、現在も人気メニューとして定着している。客足も回復し現在は、平日・週末を問わずにぎわいを見せているという。

 ホーチミン料理は日本人が親しみ安い味のため、その魅力を残しつつ、クセや香りが強いものが苦手な人でも食べられるようにアレンジして提供する。舞阪産の魚介類や三方原のジャガイモ、ウナギイモなど地元食材も積極的に取り入れている。メニューは、ベトナムの麺料理「フォー」をはじめ約70種類。牛肉をトマトソースで煮込み、バゲットにのせて味わう「牛肉とマッシュルームのトマトソース」(1,980円)や、豚の角煮「ティット・コー」(1,430円)などの肉料理に加え、「エビのガーリックバター揚げ」(1,430円)や「アサリのレモングラス蒸し」(1,320円)などの海鮮料理も用意する。

 このほか、ベトナム風お好み焼き「バインセオ」や生春巻き、ベトナムカレーなども用意。アルコール類は、果実酒、焼酎、ビールなどを中心にベトナム産の物を取りそろえる。

 10周年を記念し、ベトナム料理と相性の良いフランス産ワインのラインアップを拡充した。今後は東京からソムリエを招いたワイン会の開催も予定しているという。石津社長は「ここまで来られたのはお客さまのおかげ。20周年を迎えられるよう、今後も元気になれる店を目指したい」と笑顔を見せる。

 営業時間は11時~22時。火曜定休。

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