今日はキャンプの大前提の話です。
それは、「安全であること」。
もちろん「安全」と言っても、真綿でくるむようなキャンプをしよう!
と言うわけではありません。
キャンプは、ある意味人間の力の及ばない自然の中で行う活動です。そして時には、川遊びや海水浴、登山、クライミング、ラフティング…とっても冒険的なこともします。このような活動や活動環境は大小さまざまなリスクを孕んでいます。
でも「安全」の旗の下リスクを全く無くしてしまったら、その緊張感や小さなつまづき、そして達成感から得られる経験や成長もなくしてしまうことになるのではないでしょうか。
そこで私たちキャンプの指導者は、そのリスクを0にするのではなく、適切にリスクをコントロールしていく(リスクに対応できるようにする)、リスクマネジメントという考え方で、最低限の安全を担保して活動を準備、運営しています。
(そのためにも様々なことを学び、経験しています。)
といろいろ書いてみましたが、つまるところ、きちんとたくさんの経験をして、きっと成長もして、無事にキャンプが終わることが何よりも大切なこと。つまりキャンプの大前提は「安全であること」というのが、少し伝わった…でしょうか。
さて、これからいよいよ夏本番です。
キャンプ場に出かける方も、キャンププログラムに参加する方もグッと増えるのがこの季節。
それに合わせ、たくさんの方にキャンプの持つリスクについて知ってもらい、それをコントロールする手助けをし、「安全」なキャンプが1つでも増えるよう、日本キャンプ協会では、キャンプ安全の日全国一斉キャンペーン2019を行っています。
日常生活とは違う「リスク」と隣り合わせの活動だからこそ味わえる経験や成長を、「安全」に、目一杯堪能してほしい。そのために、日本キャンプ協会では、キャンプに関する安全についての情報提供を行ったり、相談を受け付けたりしています。
どなたでも、安全に関する資料のダウンロードや、キャンプインフォメーションセンターへの相談が可能ですので、キャンプに行く前にはぜひご活用ください。
(まっちゃ)