A: 薪ストーブの燃料として使う薪は、十分に乾燥した含水率が低いものを使用し、化学処理されていない無垢の木材を選ぶ。火をつける時には空気取入口を全開にし、着火剤の上にたきつけ用の細い薪と、あまり太くない薪を数本のせて着火剤に点火する。火が安定してきたら太い薪を入れて、温度を300度C以下に保つ。その後、空気の量を調整しながら薪を足していく。なお、触媒方式の薪ストーブの場合には、バイパスダンパーを着火時に開け、燃焼が安定したら閉めることを忘れてはならない
A: 薪ストーブは、再生可能な木質資源を燃料とする木質バイオマスストーブのうち、薪を燃料に使うストーブだ。一方のペレットストーブは、おが屑や樹皮などを圧縮成型した固形燃料の「ペレット」を燃料に用いる。最大の違いは、薪は正しい手順で火をつけさえすれば安定した燃焼を得られるが、圧縮成型されているペレットを完全燃焼させるには、大量の空気が必要になる点だ。このため、ペレットストーブには風を送るための電動ファンが内蔵されている。また、燃料を燃焼皿に供給する機構があるのもペレットストーブの特長だ。薪ストーブとペレットストーブとでは、メンテナンスや清掃のポイントや手順も異なる。