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「G8サミット」 Q&A解説

英名:
Group of Eight Summit
  • Q: G8サミットの始まりは?
    G8サミットはいつどうして始まったのだろうか?

    A: G8は「Group of Eight」の略称で、主要先進国首脳会議と訳される。G8のようなサミットは、国際的な経済、政治に関する諸問題について、参加国が同じテーブルを囲んで非公式かつ自由な討議を行い、合意を形成する場である。1970年代のニクソン・ショックや第1次石油危機といった経済的問題を背景に、1975年フランスのランブイエにアメリカ・イギリス・西ドイツ・フランス・イタリアの5カ国の国家首脳が集まり、世界的な経済問題についての意見交換を行ったのが始まり。翌1976年のプエルトリコ・サミットからカナダが参加し、ロシアは1994年のナポリサミットから部分的に、1997年のデンバーサミットからは世界経済金融等の一部のセッションを除いて正式に加わり、現在の8カ国(日本・アメリカ・イギリス・ドイツ・フランス・イタリア・カナダ・ロシア)となり、G8と呼ばれている。また、1977年からは欧州委員会委員長も参加している。

  • Q: G8サミットの議題は?
    G8サミットではどのようなことが話し合われるの?

    A: G8(主要先進国首脳会議)では、国際的に共通した経済、政治的な課題について、参加国が非公式かつ自由に討議し、合意を形成する。G8の発足当時は、経済や貿易などの経済問題が主だったが、現在は、環境や貧困、エイズ、犯罪や麻薬、人権、テロ、軍縮といった社会問題や安全保障問題へと拡大されている。たとえば、2005年に開催されたグレンイーグルスサミットでは、議長であるブレア首相のイニシアティブにより、「アフリカ」と「気候変動」が主要議題となり、アフリカに関しては、債務救済、援助および貿易に関する誓約がなされた。また、2008年の北海道洞爺湖サミットでは、環境・気候変動について、2050年までに世界全体の温室効果ガス排出量を少なくとも5割削減するという目標が採択されるなど、環境に関する議題が大きな比重を占めている。

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