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「リサイクル券」 詳細解説

読み:
りさいくるけん
英名:
Recycle Ticket

大量生産、大量廃棄の時代といわれる現代社会を循環型社会に変えていくためには、1) Reduce(リデュース=廃棄物を出さない)、2) Reuse(リユース=再使用する)、3) Recycle(リサイクル=再資源化する)―の3Rに取り組むことが必要だ。わが国では廃棄物問題を解決し、資源を有効に活用するために、家電リサイクル法、建築リサイクル法食品リサイクル法自動車リサイクル法などの各種リサイクル法が制定・施行されている。このうち、家電リサイクルと自動車リサイクルについては、消費者がリサイクル料金を負担する仕組みが導入されている。このリサイクル料金を、ユーザーが支払ったことを証明するために発行されるものがリサイクル券だ。

2001年に施行された家電リサイクル法では、消費者が1) テレビ、2) 冷蔵庫・冷凍庫、3) 洗濯機・衣類乾燥機、4) エアコン―を廃棄処分する際に、リサイクル料金を支払うことが義務づけられており、リサイクル料金を支払うとリサイクル券を受け取る仕組みになっている。リサイクル券は次の5枚つづりになっている。1) 小売業者控券受領書、2) 小売業者回付用、3) 指定引取場所控、4) 排出者控、5) 現品貼付用。

リサイクル券の発行と回収には、1) 料金販売店回収方式、2) 料金郵便局振込み方式―があり、一般的には、料金販売店回収方式が利用されている。この場合、リサイクル券は、(財)家電製品協会が廃棄物を引き取る小売業者からの依頼に応じて発行する。小売業者は家電ユーザー(排出者)から廃棄物を受け取る時にリサイクル料金を受け取り、その証明としてリサイクル券をユーザーに渡す仕組みだ。

一方、自動車の場合には、2005年1月1日に施行された自動車リサイクル法によって、この日以降に購入する新車について、購入時にリサイクル料金を支払う(預託する)こととなった。すでに使用している車については、2005年1月以降に車検を受ける際に支払うこととなった。また、車検を受けずに廃車にする時は、廃車を引き取る業者へ引き渡す時に支払う。ユーザーは、このようにしてリサイクル料金を支払った時、リサイクル券(廃車時には「使用済自動車引取証明書」)を受け取る。

自動車リサイクル券はA券からD券で構成されている。A券とB券は、車検を受ける時や使用済みの自動車を引き渡す際に必要となる。なくすと車検などを受けられないケースもあるので、紛失しないようにしよう。

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