A: 養成講座を主催する地方自治体などによって違いはあるが、基本的には、グリーン・ツーリズムの基本理念、考え方などの基礎知識、関連する法律、接待マナー、都市住民が望んでいる農作業体験などの演出方法、安全対策や緊急時の対応、保険知識などがカリキュラムとして組まれることが多い。また、フィールドワークによって実践的にグリーン・ツーリズムを学ぶ場合もある。これらの講座を修了し、認定試験に合格すると(財)都市農山村漁村交流活性化機構の「グリーン・ツーリズムインストラクター」に認定される。
A: 農林水産省と観光庁は共同で「グリーン・ツーリズム推進連絡会議」を設置して、新たな旅行ニーズに対応した地域のグリーン・ツーリズムの取り組みを推進している。同会議は、これまで接点が少なかった観光関係団体と企業、NPOなどが一同に会して、グリーン・ツーリズムの現状と課題について話し合う場だ。2011年2月の第5回会議では、各研究会による事例紹介や、今後のグリーン・ツーリズムの推進についての意見交換などが行われた。