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「マイ箸」 Q&A解説

読み:
まいはし
英名:
My Chopsticks
  • Q: マイ箸にはどんな種類があるの?
    マイ箸にはどのような種類があるのだろうか?

    A: マイ箸は、自分用にもち歩いて使う箸のことだ。マイ箸を推奨する運動やキャンペーンが各所で行われている。箸は、中国や日本などで食事の際に食べ物を挟み取るのに使う、木や竹でできた細長い2本の棒で、とくに日本では、家庭で一人ひとりが自分の箸を決めて使う習慣があり、日常生活や旅行などの際に箸をもち歩くことも行われてきた。20世紀には「持ち箸運動」が流行ったこともある。箸の材料としては、漆塗りの木や竹など、軽いものが好まれ、ほかに、樹脂製のものもあり、さまざまな材料やデザインのマイ箸が販売されている。また、マイ箸を入れる箱や袋についてもおしゃれなものが多く、若者などの間で、マイ箸をお気に入りのケースにしまってもち歩くことは、一種の流行になりつつある。また、企業やNPOによる運動やキャンペーンも行われ、マイ箸をもつ人のネットワークである「マイ箸クラブ」もある。さらに、もち歩く箸を「ケータイおはし」と命名しておしゃれに使う動きもある。

  • Q: マイ箸と割り箸、どっちが環境に優しい?
    マイ箸と割り箸を利用するのでは、どちらが環境に優しいのだろうか?

    A: 結論から言うと、マイ箸と割り箸のどちらが環境に優しいか、はっきりとした答えを出すことは難しい。マイ箸は、自分用のもち歩いて使う箸であり、一方、割り箸は、使う時に割るもので基本的には使い捨てだ。箸と環境問題との関係については議論が続いている。大きく、間伐材や端材を使ってつくる割り箸は資源の循環利用に役立つという意見と、割り箸の原料となる木材は国内ではなく途上国の森林などを伐採して調達することが多いため使わない方が良いという考え方に分かれる。実際に、日本国内で割り箸は年間約250億膳使われており、国民1人あたり約200膳を使っている計算になる。国産の割り箸生産量は全体のわずか約2%で、残りの約98%は輸入されており、しかもその99%は中国からの輸入だ。このようにマイ箸の推進運動と割り箸の使用自粛はセットで進められることが多かったが、21世紀に入って議論はやや沈静化し、むしろ、さまざまな考え方を知り、認め合うことの大切さが認識されつつある。

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