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「緑化」 Q&A解説

読み:
りょくか
英名:
Green
  • Q: 地方自治体による緑化施策は?
    東京都など地方自治体による緑化の取り組みには、どのようなものがあるのだろうか?

    A: 都市部における緑化を進めるために、国は都市公園の整備や特別緑地保全地区の指定などを行っている。一方、地方自治体による取り組みも盛んに行われている。たとえば東京都は、1000平方メートル以上の敷地で建築物の新・増改築を行う場合に、「東京における自然の保護と回復に関する条例」によって敷地や建築物に一定基準以上の緑化を行うことを義務づけている。事業者は事前に緑化計画書の届け出を行わなくてはならない。2009年3月に同条例の施行規則が改正され、緑化計画書制度に基づく緑化基準が強化された(施行は同年10月)。このほかにも、東京都公園協会による「街かど緑化支援事業」や「特定プロジェクト緑化支援事業」などが実施されている。また、ビルや住宅などの屋上や壁面を緑化する屋上・壁面緑化の施工面積が一番多いのも東京都だ。

  • Q: 日本は中国の緑化に貢献しているの?
    日本は中国の緑化について大きく貢献しているそうだが、具体的な協力内容と成果は?

    A: 砂漠化や乾燥化した土地に木や植物を植える緑化活動は世界各地で行われており、日本も中国やアフリカなどで砂漠の緑化に取り組んでいる。日中両政府の合意の下に行われているのが、日中民間緑化協力委員会を通じた緑化活動だ。同委員会は、民間団体などが中国で行う緑化活動を支援するために1999年に設置された。100億円規模の「日中緑化交流基金」を設立し、植林緑化協力事業に関する審査や決定などを行っている。助成対象となるのは、中国の民間団体とともに植林緑化事業を行う日本の民間団体(地方自治体を含む)だ。2008年までに約3万5700ヘクタールもの植林を行った実績をもつ。同委員会はまた、四川省の大地震で被災した森林への復旧造林などの支援も行っている。

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