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「サラゴサ国際博覧会」 詳細解説

読み:
さらごさこくさいはくらんかい
英名:
Expo Zaragoza 2008

世界の水資源は、人口の増加や都市化などに伴う消費増により枯渇、偏在し、発展途上国では水をめぐる争いが起きている。一方で、先進国では水がむだづかいされるなど、環境と社会のバランスが崩れ、水資源の危機が大きくなっている。こうした現状を解決するには、革新的な技術や効率的なシステムを確立することで水資源を適切に管理し、水の持続可能な開発を世界規模で構築することが必要だ。サラゴサ国際博覧会(以下「サラゴサ博」という)は、「2005年愛・地球博」に引き続く国際博覧会として、2008年6月14日から9月14日までの3カ月にわたってスペイン・サラゴサ市(Zaragoza)で開催される。サラゴサ市は、スペイン・アラゴン州の州都で、人口約65万人。エブロ川が支流のウエルバ川とガジェーゴ川と合流するところにある。マドリード、バルセロナ、バレンシア、セビリアに次ぐスペイン第5位の都市だ。

サラゴサ博のメーンテーマは「水と持続可能な開発」(Water and Sustainable Development)。世界中の人が知恵や経験を持ち寄り、水に関する問題の解決策を考え、アイデアを共有する場となることを目指している。また、その下に次の4つのサブテーマが置かれる。1) 水―限りある資源(Water, a scarce resource)、2) 生命の源である水(Water for life)、水のある風景(Waterscapes)、4) 水―人々をつなぐ要素(Water, an element linking peoples)。参加国は104カ国で、内訳は、ヨーロッパ(27カ国)、アジア(23カ国)、北米南米(12カ国)、中米カリブ(20カ国)、アフリカ(22カ国)。事業主体は2008年サラゴサ国際博覧会公社だ。会場の総面積は25ヘクタールで、630万人以上の入場者数を予想している。

93日の期間中に、ショーイベントや音楽祭など、3400以上のプログラムが行われる。また、水と持続可能な開発についての議論や思考を深める場として「水の論壇」(Water Tribune)が設けられ、特定のテーマを持つ週間の設定や、市民参加によるフォーラム、さまざまな同時進行イベントが行われる。さらに、終盤には「サラゴサ宣言」が採択される予定だ。サラゴサ博の公式マスコットは「フルービー」。愛・地球博の公式マスコット「モリゾーとキッコロ」との共演も予定されている。

日本はサラゴサ博への公式参加を2006年に表明。日本館を出展する。日本館では、日本人が長い歴史の中で、水や自然と共生しながら育んできた知恵や技術を、わかりやすく、おもしろい内容で世界に発信する。具体的には、「プロローグ」として、来館者をドライミストによる涼感でもてなし、世界最先端の技術と伝統文化が調和しながら共存する現代日本の文化や姿と、日本の美しい水の景観を紹介する。続く「水とくらし」ゾーンでは200年前の日本を再現。循環型社会だったといわれる江戸時代後期の日本の姿を、「浮世絵」を基本素材として、乗船体験などにより見せる。また、「水といのち」ゾーンでは、水環境の未来予測などによって、水と調和を急速に失いつつある世界の危機的現実を伝える。

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