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「人口問題」 Q&A解説

読み:
じんこうもんだい
英名:
The Population Problem
  • Q: カイロ会議とは?
    1994年に開かれたカイロ会議の内容は?

    A: カイロ会議は、1994年にエジプトのカイロで開催された国際人口開発会議(ICPD)の通称だ。カイロ会議で採択された「行動計画」では、人口に対する考えが、それまでのマクロの視点から、一人ひとりの生活や福祉の視点に立った人間中心の開発というミクロの視点へと大きく転換した。それに伴って、人口問題への取り組みも、人口増加抑制政策から女性のエンパワーメント(地位と能力の向上)、リプロダクティブ・ヘルス(性と生殖に関する健康と権利)の推進などの視点が盛り込まれた。また、カイロ会議以降、環境保護や教育に携わるNGOの役割がますます高く評価されるようになった。

  • Q: 日本の人口の将来図は?
    わが国の人口はこれからどのように変化していくのだろうか。

    A:  2010年の日本の人口は約1億2800万人で、世界で10番目となっている。日本の人口が1億人を超えたのは1970年で、それ以降緩やかな増加傾向を見せたが、21世紀に入り横ばい傾向にある。日本の人口は2048年に1億人を切り、2060年には約8670万人にまで減ると推計されており、少子高齢社会が進行する。人口の減少によって資源の総量が減少する一方で、一人当たりのエネルギー消費量は増える可能性は否定できない。また、都市部への人口の集中が続けば、都市の環境問題が深刻化することも予想される。

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