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「有機EL」 Q&A解説

読み:
ゆうきEL
英名:
Organic Electro-Luminescence
  • Q: 有機EL普及のカギは?
    有機ELの普及拡大を図る上で必要となるのは何か。

    A: 有機物に電気を通して光らせる有機ELについては、ここ数年で急速に技術開発が進み、照明や各種ディスプレイ、光学分野などでの利用が期待されている。だが、本格的な普及が始まったとみるのはまだ早い。普及のカギを握るのが低コスト化だ。有機ELの利用が想定される照明やディスプレイなどの分野では、既存の液晶やプラズマに加えてLEDなどの代替技術も登場し、競争は厳しい。一方、有機ELには液晶を超える画質の精細さと再現性、薄さと軽さ、柔軟性があり、こうした他の追随を許さない長所を技術開発により伸ばしていくことが、市場でのシェア拡大につながるという見方もある。

  • Q: 有機ELを見てみたい
    有機ELを使った技術や製品を実際に目にするには、どこへ行けばよいのだろうか。

    A: 有機ELを使用した技術や製品は、すでにディスプレイや照明などの分野で実用化されているので、電気機器メーカーやハウスメーカーなどのショールームで目にすることができる。もし、有機ELを使った最先端技術を見たければ、東京・江東区にある日本科学未来館のシンボル展示「Geo-Cosmos(ジオ・コスモス)」がおススメだ。宇宙から見た地球の姿を来館者に見てもらうため、直径約6mの球体の外側に1万枚以上の有機ELパネルを装着。気象衛星が撮影した画像やさまざまな科学観測データをもとし、刻々と変化する地球の姿を再現している。地球温暖化や海の酸性化の様子など、環境問題についてのコンテンツも多い。

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