サイト内
ウェブ

「石油輸出国機構(OPEC)」 Q&A解説

読み:
せきゆゆしゅつこくきこう
英名:
Organization of the Petroleum Exporting Countries
  • Q: OPECの目的は?
    OPECは何を目的とした団体なのだろうか?

    A: OPECは、イラン、イラク、クウェート、サウジアラビア、ベネズエラの5カ国により、1960年に設立された。その目的は、1) 加盟国の石油政策の調整と一元化。また、加盟国の利益を個別及び全体的に守るため最良の手段の決定、2) 国際石油市場における価格の安定を確保するための手段を講じること、3) 生産国の利益のための着実な収入の確保、消費国に対する石油の効率的、経済的かつ安定的な供給、及び石油産業における投資に対する公正な資本の見返りの確保、などだ。従来、環境問題については目立った取り組みはなく、地球温暖化対策などについても後ろ向きだったが、2007年11月、リヤドで開催されたOPEC首脳会議で、エネルギー生産者として環境対策を重視する方針を盛り込んだ「リヤド宣言」を採択した。今後、OPECによる地球環境問題への取り組みが活発化することが期待される。

  • Q: OPECの石油産出量は?
    世界におけるOPECの石油産出量はどのくらいなのだろうか?

    A: 石油輸出国機構(OPEC)は、加盟国の利益を守るための最良の手段を決めることや、国際石油市場での価格の安定を確保するための手段を講じることなどを目的として、1960年にイラン、イラク、クウェート、サウジアラビア、ベネズエラの5カ国により設立された。2008年2月現在の加盟国は12カ国で、現在、世界の原油の約45%、国際的に取引される石油の約55%を産出している。また、同年同月の加盟12カ国(イラクを除く)による原油目標生産量は、日量2967万3000バレルだ。中国をはじめとする新興国の急速な経済成長により、世界的に原油需要が拡大する中、OPECの存在感が高まっている。

キーワードからさがす

gooIDで新規登録・ログイン

ログインして問題を解くと自然保護ポイントが
たまって環境に貢献できます。