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「ハイブリッドカー」 Q&A解説

読み:
はいぶりっどかー
英名:
Hybrid Car
  • Q: ハイブリッドカーにはどんな種類があるの?
    ハイブリッドカーにはどんな方式や種類があるのだろうか?

    A: 「ハイブリッド」とは英語で、「2つのものをかけあわせる」という意味。ハイブリッドカーは、複数の動力源を組み合わせ、それぞれの利点を活かし、低燃費と低排出を実現する自動車のことだ。ハイブリッドカーには、1) エンジンとモーターの役割によって、エンジンは発電のみで、電気モーターで車輪を回す「シリーズ方式」、2) エンジンと電気モーターの両方で車輪を回す「パラレル方式」、3) シリーズ方式とパラレル方式の組み合わせで、エンジンだけ、モーターだけ、またはその両方を最適に組み合わせて走行する「シリーズ・パラレル方式」の3種類がある。世界初の量産ハイブリッドカーとして一世を風靡し、今も人気車種であるトヨタのプリウスや、三菱ふそうのトラック「キャンター・エコ」は、シリーズ・パラレル方式を採用している。

  • Q: プラグイン・ハイブリッドカーって何?
    プラグイン・ハイブリッドカーとはどんな車で、なぜ期待されているのだろうか?

    A: 複数の動力源を組み合わせて、それぞれの利点を活かしながら、低燃費と低排出を実現した自動車がハイブリッドカーだ。従来のハイブリッドカーは、通常はガソリン燃料で走り、ガソリンエンジンで発電した電気エネルギーをバッテリーに充電する方式が中心だった。一方、最近注目されているプラグイン・ハイブリッドカーは、モーター用の電力を家庭用の電源からプラグ経由で取り込むことができる点が最大の特徴だ。たとえば、電気料金の安い夜間に充電しておいて、近距離では電気自動車として、長距離や高速道路などではガソリン車として使うことが可能となる。実用化に際しては、電池などに関する課題があったが、トヨタや三菱などの自動車メーカーが開発に成功しており、2009年には市場投入される見込みだ。また、2007年7月にはトヨタのプラグイン・ハイブリッドカーが国土交通大臣の認定を受け、公道を走れることになった。大臣認定を受けたプラグイン・ハイブリッドカーの公道走行により得られたデータは、技術基準の整備などに活用される予定だ。

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