農業とは、土地という自然を利用して作物を栽培し、人間が生命を持続するための食料を生産することといえる。農業が近代化する以前は、太陽、水、人糞、堆肥など自然の力を利用していたが、近代化によって大型農業機器、農薬、化学肥料などが用いられ、食料の大量生産が可能になった。しかし、農薬、化学肥料を使った食料に対する不安などから、無農薬農業、有機農業などが注目されるようになった。日本の農業は、戦後、国による保護政策で守られてきたが、国際社会から農産物の輸入自由化を迫られ、基本的には輸入自由化政策に転換した。国際化、高齢化、後継者不足など、農業を取り巻く環境は厳しいが、企業による農業経営など新しい風も吹き始めている。
生き物にとって、どんな場所を提供しているのだろう。
土を利用しなくても農業といえるのだろうか?