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「木づかい運動」 とは

読み:
きづかいうんどう
英名:
 

 国産材利用のため、林野庁が2005年に始めた国民運動。日本では、人工林を中心とする森林資源はあるものの、その木材自給率は2割という低い水準に留まっている。このように国産材の利用が進まないことは、森林の荒廃と間伐などの遅れにつながり、森林の多様な公益的機能の発揮に悪影響を及ぼしている。一方、地球温暖化対策として、二酸化炭素を長期にわたって吸収・固定する木材の利用が注目されている。「木づかい運動」は、国産材利用の意義を広め、実需の拡大につなげていくことで、こうした課題に対応しようという国民運動だ。京都議定書では、日本の削減約束6%のうち、3.9%を国内の森林による二酸化炭素吸収量により確保することを目標としている。木づかい運動は、京都議定書目標達成計画に位置づけられた国民運動の一つであり、「国産材、使って減らそうCO2」をスローガンとして、国産材利用が地球温暖化防止などにとって重要であることを普及啓発している。主な取り組みの1つとしては、ロゴマーク「サンキューグリーンスタイルマーク」を制定し、国産材を使用した製品への添付等を通じての国産材利用PRがある。2007年2月現在、81の企業・団体が、このロゴマークを取得している。また、イメージキャラクターには、プロ野球マスターズリーグが「木づかい応援団」として委嘱されている。また、毎年10月を「木づかい推進月間」とし、木づかい運動を集中的に展開している。

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