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「硫黄固化体」 とは

読み:
いおうこかたい
英名:
Sulfur Solidified Substance

骨材を硫黄で固めた建材のこと。硫黄は水に溶けず化学的に安定した固体だが、約120〜160℃に熱すると溶解し、冷えると再び固化する。硫黄固化体はこの性質を利用してつくり出す。セメントやコンクリートに比べて強度が高く、遮水性に優れ、耐酸性が高いなどの特質をもつ。

骨材としては、貝がらなどの漁業系廃棄物や、製鋼スラグなど産業廃棄物の利用が可能だ。すでに、下水道施設や温泉のように通常のコンクリートでは腐食しやすい施設の一部で採用されている。また、セメントコンクリートがアルカリ性であるのに対し、硫黄固化体は中性に近いため、漁礁などに適しているという報告もある。

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