環境省は、毎年12月を大気汚染防止推進月間と定めて、きれいな空を守ることの大切さを呼びかけている。12月は都市域で窒素酸化物（ＮＯｘ)や粒子状物質（ＰＭ）などの大気汚染物質濃度が最も高くなるためだ。その理由としては、1) 自動車交通量の増加、2) ビルや家庭の暖房、3) 冬季特有の気象現象である「逆転層」の影響などがある。大気汚染防止推進月間中は、環境省や地方自治体の環境部局が中心となって、低公害車の利用などのさまざまなキャンペーンが行われる。2008年の同月間には、主に次のような事業が行われた。1） 大気汚染防止を呼びかけるポスターの掲示やラジオ放送などによる政府広報、2) 急発進や急加速をしないなど環境にやさしい運転であるエコドライブを奨励するためのエコドライブコンテスト、3) 各種表彰、その他。
