サイト内
ウェブ

「更生タイヤ」 とは

読み:
こうせいたいや
英名:
Retreaded TireRetreaded Tire

使用に伴って摩耗したトレッドゴムの部分に、新しいゴムや再生タイヤ原料などをかぶせて再生したタイヤ。タイヤは、台となる部分に、路面に接するトレッドゴムを貼り付けて製造される。トレッドゴムの寿命が尽きても、台はまだ使用に耐える場合が多い。新品タイヤを1本製造するのに必要な石油の使用量を100とすると、更生タイヤでは約3割の量で済むというデータもある。更生タイヤの製造には、パターンが付いていないトレッドゴムを張り付けた後、金型に入れ加硫してパターンを付ける「リ・モールド方式」と、パターンが付いたトレッドゴムを貼り付け、再度加硫缶の中で加硫する「プレキュア方式」の2種類がある。

国内における使用済みタイヤの発生量は重量にして年間約99.8万tで、その約9割がリサイクルされている。大きく分けて、そのまま元の用途や他の用途に使うリユースと、舗装材や護岸材など他の製品に再生するマテリアルリサイクル、セメント炉などの燃料に用いる熱利用、原料レベルまで戻して再利用する方法などがあり、熱利用が約6割を占める。輸出・更生タイヤ台用・再生ゴム・ゴム粉などとしては、約31万tが原形・加工利用されている。

キーワードからさがす

gooIDで新規登録・ログイン

ログインして問題を解くと自然保護ポイントが
たまって環境に貢献できます。