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「携帯電話リサイクル」 とは

読み:
けいたいでんわりさいくる

 携帯電話・PHSの使用者は年々増加し、その加入者数は1億人をこえる。これに伴い、年間に廃棄される携帯・PHSの端末数も増加しており、形こそ小さいが膨大な量の使用済み製品となっている。携帯電話の中には、金、銀、銅、パラジウムなどの貴金属が含まれているため、「都市鉱山」と呼ばれることもある。2001年4月には、社団法人電気通信事業者協会と情報通信ネットワーク産業協会が共同でモバイル・リサイクル・ネットワーク(MRN:Mobile Recycle Network)を立ち上げた。これは、メーカーなどの事業者に関係なく、使用済み携帯電話、PHS端末、リチウムイオン電池、充電器を無償で回収し、有用金属などを再資源化する活動を実施する主体である。こうした取り組みにより、2006年3月末現在、全国約9300店の専売店・ショップで自主的回収が行われ、回収された端末は、リサイクル事業者により、有価金属(銅、金、銀、鉛、コバルト、パラジウムなど)の再資源化など、サーマル処理を含め100%リサイクル処理されている。回収台数は、MRNの開始前後は1300万台を超えていたが、2006年度は744万台と年々減少傾向にある。この一員として、携帯電話の多機能化に伴い、買い換えや解約時でも古い端末を処分せず、メール、ゲーム、デジタルカメラ、電話帳など通話以外の機能を利用する人が増えつつあることがあげられている。

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