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「環境カウンセラー」 とは

読み:
かんきょうかうんせらー

 環境保全に関する専門的知識や豊富な経験をもち、市民やNGO/NPO、事業者などが行う環境保全活動に対する助言を行う人材のこと。1996年に環境省が創設した人材登録制度で、環境カウンセラー登録実施規程に基づく審査を経て登録される。2003年には登録制度実施規定が一部改正されている。また、国家資格ではない。登録は、事業者を対象とした環境カウンセリングを行う「事業者部門」と、市民や市民団体を対象とした環境カウンセリングを行う「市民部門」の2部門で行われる。登録に際しては、申請書と論文による書面審査があり、書面審査合格者には面接審査が課される。登録期間は3年間で、更新申請には、毎年の活動実績報告書の提出と、環境省での研修が必要。
登録簿はインターネット上でも公表され、環境保全に関する取り組みや活動を行おうとしている事業者や市民は、環境カウンセラーの連絡先や専門分野などの情報を得ることができる。登録者数は事業者部門(2350人)と市民部門(1774人)、そして両部門登録者を合わせて、2005年度には3536人となっている(両部門登録者を1名と数えた場合の合計)。環境カウンセラーは、環境カウンセリングを行うだけでなく、積極的に環境保全活動を行ったり、市民・事業者・行政のパートナーシップ構築を行うなど、さまざまな活動を行っている。また、全国各地に地域の環境カウンセラーの有志による環境カウンセラーの協会(協議会)があり、これら団体に依頼内容を説明し、適任のカウンセラーを紹介してもらうこともできる。

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