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「ロンドン・ダンピング条約」 とは

読み:
ろんどんだんぴんぐじょうやく
英名:
Convention on the Prevention of Marine Pollution by Dumping of Wastes and other Matter

陸上で発生した廃棄物を、船舶や海洋施設・航空機などから海洋投棄したり洋上で焼却処分したりすることを規制する国際条約。1972年にストックホルムで開催された国連人間環境会議の勧告を受けて1972年に採択され、1975年に発効した。正式名称を「廃棄物その他の投棄による海洋汚染の防止に関する条約」という。日本は1980年10月に批准した。2006年時点で84カ国が締約している。

条約は本文と3つの附属書・付録からなり、「自国の管轄権内または管理下における活動が、他の国または国の管轄外の地域の環境に損害をもたらさないことを確保する責任を有すること」と定めている。しかし、抜け穴が多く実効性を疑問視する声が大きかったため、1996年にロンドン条約議定書(96年議定書)が採択された。96年議定書では、投入禁止物質のリストに代わり投入可能なものを列挙した「リバースリスト」が導入された。

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