産業活動によって排出される廃棄物をリサイクルすることや、熱エネルギーとして利用することなどによってゼロ・エミッション(ある産業から出るすべての廃棄物を新たに他の分野の原料として活用するなど、あらゆる廃棄物をゼロにすること)を目指す地域のこと。循環型社会の構築とともに、土地の新たな有効利用形態を示すものとして期待される。経済産業省は1997年度、このゼロ・エミッション構想を推進するため、環境省と連携して「エコタウン事業」を創設した。具体的には、地域特性に応じて地方自治体が作成したエコタウンプランについて、環境省と経済産業省が共同承認をすることで、実施される事業について総合的・多面的な支援が受けられるというもの。1997年に北九州市、川崎市が承認されて以降、2006年1月までに全国で26地域が承認されている。