A: KES・環境マネジメントシステムの取り組みを進めることによる効果について、運営元のKES環境機構がデータを公表している。それによると、2006年10月１日登録分までの約500社における省エネ活動の結果を集計したところ、二酸化炭素（CO2）に換算して年間で約5830トンのCO2が削減された。また、燃料費や廃棄物処理費などのコストダウンや組織力のアップにつながるなど、企業体質の強化も図ることができるという。
A: KES・環境マネジメントシステム発祥の地である京都府は、中小事業者のCO2排出量削減を進めるために、KES・環境マネジメントシステム（ステップ２）の導入に対して、補助金を出している。京都府地球温暖化対策条例の改正に伴い始まった支援策だ。対象となるのは、府内に事業所があるエネルギー使用量が原油換算で1500kL未満の事業者だ。補助率は費用の３分の１以内で、上限10万円まで補助が行われる。
