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海野和男のデジタル昆虫記

都心のアオスジアゲハ Graphium sarpedon

都心のアオスジアゲハ Graphium sarpedon
2017年09月13日

 東京にいる時は、今年引っ越した新宿区のアパートからお堀を渡って千代田区の事務所へ行く。およそ1kmの通勤だ。
新宿区は結構馴染みのある区で、小学生から大学生まで新大久保の公務員住宅に住んでいたし、都心に戻ってからも最初の住まいは市谷田町だった。1985年頃だろうか。その後、今の事務所のある場所にあった古いマンションに住んで、また新宿区に2年だけ住み、ここ20年ばかりは千代田区に住んでいた。その間も、何回か近所で引越をした。
 今年から久し振りの新宿区で、多分、これが最後の引越になるだろう。
 お堀は昆虫の多いところで、今の季節はヤブガラシにアオスジアゲハが多い季節だ。アオスジアゲハはこのあたりでは毎年増えているチョウだ。幼少の頃に京都でアオスジアゲハが樹上から舞い降りる姿は、ぼくの心を捕らえて離さなかった。アオスジアゲハに憧れたことが、今のぼくの原点かもしれない。
 そのわりに、良い写真は撮っておらず、数日前にアオスジアゲハを見つけたので、晴れたら遅めに事務所に行くことにして、カメラを持って通勤することにした。
 青空をバックに飛翔する姿を撮ったが、やはり都心だからビルを入れて撮りたいものだ。実は最初カメラを持っていないときにこの場所でアオスジアゲハに出会い、携帯で撮影した。案外良く写ったのだが、やはりちゃんとしたカメラで撮りたいと思っているが、まだ果たせない。
 今し方、アマゾンで購入した5980円のアクションカムで、アオスジアゲハの飛翔のスロー動画を撮影。4K30PやFHDの他に720P120fpsモードがあった。4倍スローでアオスジアゲハを撮影した。画質は良いとは言えないが、あまりの安さに驚愕。この手のカメラはsonyとOlympusを持っているので、買う必要はないのだが、どんなものか試してみたかった。

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チョウ
飛翔
Olympus E-M1 Mark Ⅱ
千代田区
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