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海野和男のデジタル昆虫記

フクジュソウのハエ

フクジュソウのハエ
2013年03月04日

 フクジュソウに小さなハエがいた。
ニコン1V2に前玉外し改造マクロレンズ+ケンコー2倍テレコンを付けると最大倍率で写すと顔の写真が撮れる。実際の大きさは上の写真(85マイクロ使用)を見ればわかるだろう。
 改造マクロは28-70を使っている。本当は28-105の方が倍率が稼げるが手元にない。この改造マクロは大体等倍から2倍弱の撮影ができる。ニコン1は1インチ撮像素子なので、フルサイズ換算で2.7倍だから、このレンズ単体で約5倍の撮影が可能だ。2倍テレコンを付ければ約10倍(実際には8倍強だった)の撮影ができる。
 つまりキャノンのMPE65をフルサイズカメラではなく7Dなどに付けた倍率よりやや大きく撮れる。微小昆虫の撮影では撮影倍率は5倍は欲しい。残念ながらニコンにはそのようなレンズがない。けれど改造マクロにテレコンならこのように大きく撮れるのだ。この撮影に使ったレンズはレンズの遮光がうまくいかなかったもので普段使わないものだ。ちゃんとしたのは東京においてきてしまった。それで画質があまり芳しくないかもしれない。
 このような高倍率ではストロボは必須である。幸いニコン1V2には内蔵ストロボがあり、そのストロボをマニュアルで使えば、スレーブモードのある外部ストロボなら発光さすことができる。今回はストロボを手持ちで撮影したが、本格的に撮るならブラケットなどに付けた方が良い。これだけの倍率になると、画面に虫を入れるだけで大変だから、手持ちはちょっときついかもしれない

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