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海野和男のデジタル昆虫記

連載「日本昆虫記」2 ミツバチ

連載「日本昆虫記」2 ミツバチ
2010年04月06日


 ミツバチはどこにでもいます。ちょっと目を凝らせば、いろいろな花で、花粉や蜜を集めているミツバチを見ることができます。花にとまる直前にホパリングといって、空中で静止して、蜜や花粉のありかを探します。
 ミツバチは花と深い関係を持っています。レンゲの花はミツバチぐらいの大きさのハチがいないと、種を作ることができません。レンゲはハチを引きつけるために美しい色になったのでしょう。ミツバチが淡い紫がかったレンゲの花の色が大好きです。ほかに好きな色は青、紫、黄色などです。赤い色の花はミツバチにはよく見えないことがわかっています。良い花を見つけると巣に戻って、ダンスをします。ダンスのしかたで、花のある方角や距離を伝えるという驚きの能力を持っています。
 ミツバチにはセイヨウミツバチと、ニホンミツバチがいます。セイヨウミツバチは黄色っぽく、ニホンミツバチは黒っぽいので、慣れればすぐに区別が付きます。
 セイヨウミツバチは蜜を集める能力が高いので、世界中で飼育されているミツバチです。これに対し、ニホンミツバチは日本在来のミツバチで、野生の巣から蜂蜜をとったり、つかまえて、巣箱に入れて飼育したりと、昔から、私たちに自然の恵みを与えてくれたハチです。
写真上はレンゲの花の前でホバリングして蜜や花粉のありかを探すセイヨウミツバチ
写真下はナノハナに来たニホンミツバチ。
今日のハワイ昆虫記はハワイのゾウムシ

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