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海野和男のデジタル昆虫記

フチグロトゲエダシャク

フチグロトゲエダシャク
2010年04月07日


 先日来挑戦し続けたフチグロトゲエダシャク、このために、どれくらい時間をかけただろうか。数時間づつ7日間。結局、ちゃんとした撮影はできなかった。
メスは翅がないという変わったガだ(フユシャクの仲間)、ガのくせに昼間飛ぶという変わり者。その飛び方は学生時代に観察したアメシロの交尾行動の時のオスを思わせる。昼間のくせにランダムに飛ぶ。つまりほとんど眼は使っていない。時々上空高く上がり、メスのフェロモンを関知すると急降下する。
写真はまったく手が出なかった。メスがたくさんいれば、交尾するところなど、それなりのチャンスはあるのだが・・・。最終日は網で捉えてどんなガか確認しようとしたのだが、網を使い慣れていないこともあるのだろうが、やっと1匹捕らえるのに1時間近くもかかるありさま。それから放して、とまっているところだけ撮った。オスの触角がとても大きいのも面白く、これも撮影。最後は飛び去るところを狙ったがうまくいかなかった。
D700 85マクロ+テレコン

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