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海野和男のデジタル昆虫記

食料としてのカイコの蛹

食料としてのカイコの蛹
2006年01月23日

 3Dビデオの撮影で東京から来て下さった若い2人は韓国の方だった。ひょんな話から蚕の蛹を食べる話になった。
 ちょうど昨年いただいた蚕の蛹の缶詰があったので開けてみた。小諸ではスーパーで蚕の蛹の佃煮が普通に売っている。
 このあたりでは昔から蚕の蛹を食べる風習はあったのだろう。けれど町で売られたりするようになったのは近年だと思う。ぼくのおじさんは戦争の頃上田の蚕糸試験場におられて、蚕やセミの缶詰を作り、それを売り出して餓えを防ごうと考えたそうだ。
 韓国でも元々は食糧難の頃に食べる風習が広がったそうだ。韓国も絹糸の一大生産地だったろう。20年ほど前に韓国で、養蚕農家を取材させてもらったことがあった。
 日本と違うのは、一部地域にとどまらず、その後もおいしい食べ物として広まったことだ。今日見えたのは20才代の方だが、同じ味だと喜んでおられた。屋台などでも蚕の蛹を食べさすそうだ。暖めるとおいしいそうだ。ただ最近は若い女性は食べる人が減ってきたそうだ。

◎「地球は虫の惑星だ〜知られざる虫たちと海野和男の映像世界〜」長野放送月曜スペシャルは本日無事放映を終えました。いかがだったでしょうか。
同じものがフジテレビ(関東1都6県)1月31日 26:33〜(2月1日午前2時33分〜)
BSフジ(全国放送) 3月5日(日) 14:00〜の予定
その他、フジ系列全国24局では2月から3月頭で、それぞれ独自時間に放送予定です。

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