2025/04/12 14:30 ウェザーニュース
13日(日)から14日(月)にかけて広く雨を降らせる前線が本州から離れた後、日本海には「寒冷渦」と呼ばれる上空に寒気を伴った低気圧が北日本に近づきます。
接近・通過に伴い、上空の寒気が日本列島に流れ込み、大気の状態が不安定になります。なお、この寒冷渦は動きが遅いため、不安定な天気が週の中頃にかけて続くとみています。
急な雨や雷雨、突風や雹(ひょう)などのおそれがあるため、晴れていても油断できません。外出する場合は念のため折りたたみ傘などを用意すると安心です。
段々と上空の寒気は退き、日本列島に暖かい空気が流れ込みます。各地で春の暖かさを感じられる日が多くなる見込みです。ただ、晴れる日ほど朝晩と昼間の寒暖差が大きくなりますので、体調管理をしっかりと行ってください。
現在、桜前線は東北南部まで到達していますが、春の暖かさによってさらに北上する見込みです。そろそろ東北北部でも開花するところがありそうです。
雪が積もっているところでは、土砂災害や河川の増水といった融雪災害のリスクが高まりますので警戒をしてください。
明日13(日)以降、日本列島の上空には黄砂が飛来するとみられます。飛来量は先月の3月25日(火)〜27日(木)に観測されたレベルに匹敵する可能性があり、車のボディや洗濯物が汚れるおそれがあります。
また、九州から関東ではヒノキ花粉が、東北ではスギ花粉がピークを迎えています。
花粉症や呼吸器などの疾患がある方は、症状が悪化するおそれがあります。万全な対策が必要です。