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もはや阿吽の呼吸…!思わずニヤけてしまう、喫茶店での予想外の「先回り」接客【作者に訊く】

  • 2024年4月21日
  • Walkerplus

店員と顔なじみになったり、通いなれた店になると、何も言わずとも細かい気配りをしてくれる……という経験をした人は少なくないはず。そんなこそばゆくもうれしい「先回り」も、時には笑ってしまうほどのレベルになる!?

漫画家の秋野ひろ(@16_akino)さんはコルクラボマンガ専科の1・2期生で、ユーモアあふれる作品をX(旧Twitter)にアップしている。

2023年に公開された作品「カフェでの対応にウケてしまった」は、秋野さんが行きつけの喫茶店で体験したエピソード。通いなれた店だと、店側も客が何を求めているのか察するようになるもので、コーヒーはブラックの秋野さんはいつのころからか「砂糖とミルクは?」と聞かれなくなったことに内心で常連感を感じていた。そんなある日、予想を超えた先回りが発生し――、という体験談だ。作者の秋野さんに同作の舞台裏を取材した。

――このエピソードを描いたきっかけについて教えてください。

【秋野ひろ】いつも同じコーヒーを頼む客として認知してもらってるなーとは前から思ってたのですが、注文前にレジを打たれるのが意外でちょっとおもしろかったので、日記感覚で漫画にしました。

――世間では店員に認知されるのが苦手という声もありますが、秋野さんは常連客として覚えられるのはうれしかったですか?

【秋野ひろ】2日連続で行くときの恥ずかしさは最初あったのですが、オーナーさんと思われる方が気さくにあいさつしたりちょうどいい短さの世間話をしてくれる方で、そういうのが何度かあってからは逆に居心地よく感じるようになりました。

――注文前にレジ打ちという阿吽の呼吸にはニヤリとしてしまいます。秋野さん自身も笑ってしまったとのことですが、当時の心境や後日談などがあれば教えてください。

【秋野ひろ】全然嫌な気はしなかったんですが、店員さんに対抗して自分も注文の仕方を効率化できないかなと思うようになり、350円を先打ちされてたときに「あ、それでお願いします!」と言ったことがあります。

――こうした日常の一幕を、それを漫画として映えるように切り取っているのが作品の魅力の1つに感じます。題材の見つけ方や切り口の選び方、作品に仕上げるうえで意識している点を教えてください。

【秋野ひろ】身の回りの体験でちょっとおもしろかったことを大体そのままオチのコマにしようと考えるんですが、必要ないところをなるべく削って短くオチを作れるようにしたいなとは意識しています。余計な補足情報を入れたくなる癖があって、もっと上達しないとな……と思っています。


画像提供:秋野ひろ(@16_akino)

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