サイト内
ウェブ

運命の出会いがきっかけで絵本作家デビュー!ムームー大陸・山﨑おしるこに聞く「だんごむし」の魅力

  • 2024年4月15日
  • Walkerplus

東京の「神保町よしもと漫才劇場」をホームグラウンドに活躍中のお笑いコンビ「ムームー大陸」の山﨑おしるこさん。イラストや似顔絵制作を得意とし、お絵描き芸人としても活躍している山﨑さんは、大のだんごむし好きとして知られ、自宅で数種類を飼育している「だんごむし愛好家」でもある。そんな彼女が、2024年3月14日に『だんごむしまつり』で絵本作家としてデビューを果たした。人気バンド「ジュースごくごく倶楽部」ではボーカルを務め、ハンドメイドアクセサリーを販売するなど、今最も注目を集めるクリエイター芸人のひとりでもある彼女に、だんごむしの魅力や、絵本制作に込めた想いを聞いた。


■運命の出会いから温めていた愛が、夢の絵本作家デビューにつながった!
――絵本出版のきっかけについて教えてください。
【山﨑おしるこ】吉本所属全タレントから本気で本を出したい人を募り、出版までをプロデュースする、吉本興業主催の「出版チャレンジ塾」というプロジェクトがありまして、そちらに企画を提出したところ、たくさんの出版社さんからお声がけをいただいたのがきっかけです。子どものころから、虫を中心としたいきものや絵を描くこと、そして絵本が大好きだったので、本当に嬉しかったです。

【山﨑おしるこ】3月14日に出版された、私の絵本『だんごむしまつり』は、ある晩に開催されるだんごむしたちのおまつりと、そこに現れた、一際美しい青い色のだんごむしをめぐるお話です。私は、ミュージカル「キャッツ」が大好きなので、そのだんごむし版といったイメージで物語を作りました。

――絵本の題材にもなった「だんごむし」ですが、山﨑さんとの出会いはいつごろだったのでしょうか。
【山﨑おしるこ】子どものころから、虫をはじめとするいきものが大好きだったので、出会いとしては、かなり昔のことになりまして。だんごむし愛に目覚めたのは、3年くらい前です。ある日、ゲームセンターのUFOキャッチャーの景品に、デフォルメされただんごむしのぬいぐるみストラップがあるのを見つけたんですが、そのかわいらしさに胸を打たれまして…。丸くて大きな目と、まるっとしたフォルムで、「だんごむしってデフォルメしてこんなにかわいいんだ!」と衝撃を受けたんです。

【山﨑おしるこ】その日から、だんごむしのことで頭がいっぱいになって、家に帰ってインターネットで調べて、知れば知るほどすごい魅力の詰まったいきものだなって思ったのがきっかけです。庭や公園の石の裏にいる黒っぽいオカダンゴムシだけでなく、水玉模様のクラウンダンゴムシだったりと、いろいろな種類がいて、奥深い。だんごむしのことを考えるだけで、テンションが本当に上がるんです。

■多彩なビジュアル、おだやかな生態…。知れば知るほどハマるダンゴムシ
――山﨑さんが感じる、だんごむしの魅力は?
【山﨑おしるこ】まるっとしたフォルムはもちろん、触角など細部のデザインも完璧なんですよ。 種類や色も豊富なところも最高なんですが、集団で集まってたり、大量に繁殖する生態から感じられる家族感といいますか、家族で暮らしている感がかわいいなって。 あと、動物の死骸などを食べて、フンとして土に還すといった「森の掃除屋さん」的な、いきものとしての役割的なところもすごい好きで。そして、虫の中でも攻撃性が一切ないんですよ。そういったところが大好きです。

――だんごむし愛が高じて、今では一緒に暮らしているんですよね?
【山﨑おしるこ】はい!YouTubeの「山﨑おしるこチャンネル」でも紹介しましたが、アンバーダッキー(ネッタイコシビロダンゴムシ)という、オレンジ色がかわいいダンゴムシを最初にお迎えしました。めちゃくちゃ綺麗でかわいい、だんごむし界のアイドルです。白い体がきれいなオカダンゴムシ(T-アルビノ)も一緒に暮らし始めました。そして、イボイボが特徴の小さなボルネオコブコシビロダンゴムシや、近所の公園で捕まえたオカダンゴムシ、しましま模様が美しいゼブラダンゴムシも同居しています。YouTubeでは、私とオカダンゴムシ(T-アルビノ)とのピクニックの模様も観ることができますので、ぜひその美しさを確かめてみてください。

■もっと多くの人にダンゴムシの魅力を知ってほしい!
――だんごむしに関して今後の野望はありますか?
【山﨑おしるこ】もっとみなさんにだんごむしの魅力を知ってほしいと思っています。今回出版した『だんごむしまつり』も、その計画の大きな第一歩です。ほかにも、Instagramでだんごむし専用アカウントを作って、ミニチュアに乗せたりと、ちょっとポップなダンゴムシ画像をアップしているので、ぜひご覧いただきたいです。だんごむしたちとは、また一緒にピクニックへ行ったり、今度は旅行に出かけてみたりしたいです。そして、だんごむしがたくさん生息している海外の森を訪れたり、専門家の方にもっと詳しいお話をうかがってみたいですね。

取材・文=中村実香

あわせて読みたい

キーワードからさがす

gooIDで新規登録・ログイン

ログインして問題を解くと自然保護ポイントが
たまって環境に貢献できます。

掲載情報の著作権は提供元企業等に帰属します。
Copyright (c) 2024 KADOKAWA. All Rights Reserved.