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眠るためにバーチャル空間へ!?「明日のことを考えて不安にならない」「目の前にかわいいしかない」不眠の緩和になると話題【作者に聞く】

  • 2024年3月25日
  • Walkerplus

眠るためにバーチャル空間へ。VR空間で寝ることで睡眠の質が改善されるという。実際にVRChatやVRゲームを楽しむ野森ノケさんが自身の体験談として描いた「VR睡眠で不眠が緩和された話」をXに投稿すると、1.9万いいねが集まるとともに「これはいいぞ」「最強兵器」など、多くの共感を集め話題になっている。

■VRChatを付けたまま寝ると、不眠が緩和される?
不眠のつらさは明日の仕事に関わってくる。野森ノケさんはベッドに入ると翌日の仕事のことを考えてしまったり、仕事で失敗する悪夢をみてしまったりして、十分な睡眠を取れなかった。先輩に「VR睡眠」のよさを教えてもらい、挑戦してみることにした。

方法は簡単。VRゴーグルをつけたまま眠るのだ。ただ、ゴーグルはずっしりと重い。重みが長時間のしかかるため、頭が痛くなってできないという人も中にはいるが、野森ノケさんはすぐに慣れた。

仰向けで寝ると目の前に動物たちのかわいい姿が見える。バーチャルの世界を見ながら眠ることで、心理的不安が緩和。仕事の悪夢にうなされることもないうえ、目覚めた瞬間から「かわいい」が飛び込んできて元気が湧いてくる。

気をつけたいのは、周辺機器の故障。野森ノケさんは、頭の周りにクッションを置いたり、落下したりしないような工夫をしているという。

野森ノケさんに、VRChatなどVRゲームを始めた時期や魅力について聞いた。「コロナでなかなか外出ができなくなってしまった時期です。3〜4年前に始めました。VRChatなどのVRゲームは『なりたい姿になって、現実ではあり得ない世界にも実際に入り込んで体験できる』ところが、VRならではの魅力だと思います。VRChatでは周りにいろいろな人がいてコミュニケーションを取れるので、楽しさをその場で誰かと共有できるところがおもしろいです」(野森ノケさん)

本作には、1.9万いいねと多くの反響があった。「同じように不眠に悩まされている方が多くて驚きました。VRヘッドセットをつけたまま寝るVR睡眠は眠りも浅く、あまり健康にいいとは言えないかもしれないのですが、こんな世界や方法もあるんだということをいろいろな方に知っていただけてうれしかったです」(野森ノケさん)

野森ノケさんは、おもに日常漫画を描く。ほんの数分前のことを忘れてしまう「記憶力の不思議」も大きな反響を呼んだ。「日常生活の中で自分が思ったことや感じたことが、読んでくださった方にわかりやすく伝わるよう意識しています」と、たくさんの読者に共感が得られるよう描き方を心がけているそうだ。今後は、「今は自分の体験をもとに描く漫画が多いのですが、最近描いた『そうぞうのじかん』のように第三者の視点に立ったオリジナル漫画もこれから描いていきたいです」と話す。

取材協力:野森ノケ(@nomori_noke)

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