さまざまなショートホラー作品をSNSに公開している誰でもない( @daredemonaidare )さんの漫画「結び目」。ホラー漫画を見ようと集まった2人の友人が謎のCMを見たことから始まる本作は、予想外の展開と感動的な結末に大きな反響が寄せられた。今回、本作を手掛けた誰でもないさんに話を伺った。
■ホラー作品のアイデアは「今まで見た“すべての物語”が源泉なのだと思います」
多くの読者が予想したであろう展開ではない、意外性のある物語となった本作。誰でもないさんは、「お話の基本はやはり起承転結だと思うので、転じる流れは入れていきたいとは思っています。もちろん、作品によっては例外もありますが」と、読者が驚くような展開を意識している様子。
X(旧：Twitter)では6000件以上の「いいね」が付くなどさまざまな反響が寄せられたが、「肯定的な反応が多く大変うれしかったです。ただ、内容が伝わりきらない方もいたようなので、漫画の見せ方の工夫はもっと必要かもしれません」と振り返った。
自身が得意とする「ショートホラー漫画」のアイデアについて、「今まで見た“すべての物語”が源泉なのだと思います」と語る誰でもないさん。その中でも特に影響を受けた作品を尋ねると、「ホラー方面に絞って言えば、漫画では『地獄先生ぬ～べ～』、テレビでは『人志松本のゾッとする話』『世にも奇妙な物語』など色々あります。
怖いという感情を引き起こされることへのワクワク、意外な展開への衝撃など、そういった興奮をもたらすものを『自分でも描けたらな』と思えることが“自分への影響”と言えるのではないでしょうか」と明かしてくれた。
取材協力：誰でもない(@daredemonaidare)
