茶トラの「ミル」、白黒ハチワレの「ポッちゃん」、黒猫の「朔ちゃん」の3匹の猫の世話を焼く日々を描いた漫画が注目を浴びている藤緒ミルカ(@mirumirupakupa1)さん。公式トップブロガーとして認定されているアメーバブログやX(旧Twitter)に漫画を投稿している一方、ウォーカープラスでも人気の漫画を紹介している。
今回は、藤緒家の猫ちゃんたちのかわいいエピソードをお届け。さらに作者の藤緒ミルカさんにも、本作について話を伺った。
物陰に隠れてタイミングをはかる…それが「スナイパー」のはずだが、藤緒家の猫スナイパーたちは、なぜか隠れるのが下手すぎて…!?
本作で描かれた出来事に関して、藤緒さんに話を聞いてみた。
――3匹とも隠れ方がかわいくて…笑ってしまったのですが、「ほかにも、こんなところに隠れるよ」というエピソードがあれば教えてください。
家の中でのほほんと暮らしてる家猫を見てると、本来の猫の姿としてはどうなのかが全然わからなくなるのですが、うちの3匹は「隠れる」のが下手くそな気がします。
そもそも隠れるタイミングとは、獲物を狙う際に対象に気付かれないようにするためなのに、彼らの場合は丸見えなことが多いんです。お気に入りのおもちゃをフリフリすると大抵隠れるのですが、定番は漫画にもあった椅子やテーブルの脚です。ソファーの影や空き箱の後ろってこともありますが、これも獲物を狙う顔をガッツリ出してる状態です。
買い物カゴに入ったこともありまして、これは扇風機の後ろっていうのと同じ考え方(自分の視界がちょっと遮られてると相手からは見えないと思う謎ルール)かなとも思いますが。あと、水筒の後ろに身を潜めたこともありました。水筒ってあれですよ、片手で持てて鞄にひょいって入れられるサイズの絶対猫なんか隠せない大きさのですよ(笑)。ほかには、まぁ隠れたい気持ちはあったんでしょうけど、何も見当たらないときに隠れる場所を探してどこかへ行ってしまう…ということもあります。ミルだけですけど。
――ほかに猫ちゃんたちが「下手で愛らしいな」と思うところがあれば教えてください。
尻尾の毛づくろいは下手ですね。うちの猫たちはみんな尻尾は長いんですが、どうもあの細長い形状をキレイにするのが苦手なようで、自分で制御できずに毛づくろい中に尻尾に逃げられたりしています。
それから、これは決定的に下手くそ！と思うのが、水飲みなんじゃないかと…。我が家の水飲み場は洗面器や大きな丼を使ってるんですが、彼らはその水を飲む際、なぜか手前ではなく奥の方を飲むんです。できるだけ首を伸ばして水鉢の真ん中かあるいは対岸に近いところをピチャピチャするんです。そうすると必然的にあごや胸元も水面に触れるので、水を飲んだあとはすぐわかります。もう、口から下がびっちゃびちゃですから。まぁこれが猫たちの定番なのかもしれないので一概に下手くそともいえませんが、その胸元びちゃびちゃのままで膝に乗ってきて私が撫でると、私がビックリする！というとこまでがお約束の珍事です。
投稿した際には、3匹の様子に「一生懸命なところがかわいいです」「なんてかわいいスナイパーなのでしょうか」といった声や、「我が家の子たちも同じく(笑)」といった共感の声も多数届いていた。
画像提供：藤緒ミルカ(@mirumirupakupa1)
