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「尊さMAX」“自称彼女”の美少女に翻弄される先輩、その真相が胸キュン!押しかけ彼女なラブコメに反響【作者に聞く】

  • 2023年5月6日
  • Walkerplus

幼い頃から女性と関わらないよう心に決めていた高校生。だが彼はなぜか、学校一の美少女に“自称彼女”としてアタックされ続ける日々を送っていた――。押しかけ女房ならぬ押しかけ彼女に翻弄されるラブコメ漫画に、Twitter上で2.4万件を超える「いいね」とともに「こういうの大好き」「尊さMAX」と反響が集まっている。
話題を呼んでいるのは、漫画家の満点 べえ(@pn__manten)さんが今年2月から3月にかけて投稿した「自称彼女の後輩が言い寄ってくる話」。作品の紹介とともに、作者の満点さんに本作を描いた舞台裏を取材した。

■キラキラ美少女が“彼女”を自称!?猛アタックに隠れた“秘密”にニヤける
幼い頃から、父に“女は疑え”と教え込まれて育った男子高校生の「直之」。“ド陰キャいい所なし男”を自認する直之は、「ラノベ小説やアニメに出てくるような女性はいない」と、女性と距離を置いた日々を過ごしてきた。

そんな彼に「彼女が迎えにきましたよ~!」と笑顔を向けるのが、学校一の美少女「桐島二千花」。付き合おうという話もなしに彼女を自称してぐいぐいと迫る、まさにフィクションの中のヒロインのような振る舞いを見せる二千花に、直之は何か企みがあるのではと疑惑を抱いていた。

けれど、二千花の直之への思いは本物。実は中学時代、今とは真逆の地味で大人しい性格だった二千花は、たった一度、直之に助けられたことがあった。その出来事で「何もかもが格好良かった」と直之に心を掴まれ、直之が持っていた漫画のメインヒロインのような姿に大変身。直之にはそのことを伏せながら、いつか大好きな先輩が自分を振り向いてくれるよう“彼女”として待ち続けている――、というストーリーだ。

■“自分の好きなイメージを投影”かわいさあふれる二千花が生まれたワケ
キラキラしたイメージとは裏腹に、自分を見てもらうため努力を重ねる頑張り屋の二千花と、彼女じゃないと否定しながらも“二千花のいいところ”を100個挙げられる直之の関係が甘酸っぱい連作ラブコメ。同作は、月刊少年マガジン主催の新人賞「第14回月刊少年マガジン コミック大賞デビュ—!」で佳作を受賞した作品でもある。これまでも読み切りでたびたび賞を受賞し、連載を目指し活動を続ける満点さんに、アイデアのきっかけや作品へのこだわりについてうかがった。

――二千花の猛アタックに振り回される直之の関係と、その背景が胸をくすぐる本作です。どんなところから着想を得ましたか?

「私の好みとして、『グイグイとアタックするけど、本当は自分に自信がない』みたいな女の子が好きなんです。そういう女の子を描きたいというアイデアから二千花ちゃんが生まれたのがこの作品のはじまりです」

――本作は一本の作品でありながら、各話4~6ページ程度で全5話という構成をとっています。こうした形を選んだ理由を教えてください。

「担当の編集者さんに『自称彼女』のような話を描きたいと話したところ、各話10ページ以内にまとめたものを連作していく構成で、全30ページ以内で作れるといい、というアドバイスをいただいたからです」

――そうした形でお話を作る中で、ストーリーの構成はどんなところを意識していったのでしょうか?

「SNSに投稿される漫画のように『1~8ページほどで始まりからオチを作る』ということと、その短い話数の中にもしっかりと伏線など、中身のある内容を含ませていくということを意識しました」

――中学時代の姿も含め、ヒロインの二千花は魅力的なキャラクターに仕上がっています。作画でこだわった部分や、お気に入りのシーンを教えてください。

「二千花ちゃんを描く上で、髪の毛のフワフワ感や表情には特にこだわっています。1話目2ページの二千花ちゃんが初めて登場するシーンや、4話目6ページ5コマ目の『かんわいい』の二千花ちゃんはとても気に入っているシーンです」

――本作はマガジンポケットやコミックDAYSに掲載されたほか、自身のTwitterでも連載形式で公開され注目を集めました。反響への思いを教えてください。

「新人賞の方では佳作というありがたい賞をいただき、Twitterでも毎週掲載で毎話多くの反響をいただけました。その中でも『毎週金曜日の更新が楽しみになった』や『絵がとても好き』という感想が多くてとても感激でした。見て下さった方々や、数多くの作品の中から私の作品を見つけてくださった方々には本当に感謝の気持ちでいっぱいです」

取材協力:満点 べえ(@pn__manten)

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