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思い出すだけで震える“大きな恐怖”との遭遇…話を聞いていた飼い猫の反応にゾッとする【作者に聞いた】

  • 2023年3月24日
  • Walkerplus

子供のころから文字や絵で補足しながら会話を楽しみ、やがて伝えたいことを頭の中で反芻するうちにそれを漫画として描くようになったという、キタハタエミ(@emi_kitahata)さん。Instagramやpixivにて、エッセイ漫画などを公開している。今回は、夫の見た幽霊シリーズから『黒くて怖くて大きいもの』をお届けするとともに、キタハタさんにこの作品に対する思いを聞いた。


リビングで映画を見ようとしたときのこと。「パキパキ」というラップ音とともに、“黒くて怖くてすっごいでっかいもの”の存在を背後に感じた旦那さん。恐怖のあまり動けないでいると、飼い猫のマロちゃんが前脚で家具を叩くことで“それ”を追い払ってくれたのだそう。“それ”はお化けだったのかとキタハタエミさんが聞くと、旦那さんは「そんなんじゃない」と語り始める。

旦那さんは前にも一度だけ、大きな恐怖を感じたことがあるのだそう。それは自宅に乾燥機がなく、毎週のようにコインランドリーに通っていた20代のときの話。通るたびに恐怖を感じる道があったのだが、ある日偶然その原因となる家を発見してしまう。

何か見えたわけではないが、幽霊やお化けといった言葉では言い表せない恐怖を感じたという旦那さん。当時一緒に住んでいた“幽霊無効化”の特徴をもつ友人にそのことを話したところ、すぐにその家を一緒に見に行くことに…。恐怖心ゼロの友人が笑いながらその家のドアを開けようとしたとき、ドアの外側に複数のお札が貼られていることに気づき、さすがの友人も顔面蒼白になってしまった…。

話しながら身震いする旦那さんに、それがどうしたのかと尋ねるキタハタさん。すると旦那さんは、お札が外に貼られているということは「中に何かを閉じ込めてるってことでしょーー!」と大声をあげる。そんな会話をしている2人のそばで、マロちゃんは再び“何者かの存在”に気づき、再び前脚で家具を「タンッ」と叩き始めるのだった。

旦那さんの若かりし頃のエピソードも怖いが、お化けに恐怖心を抱かない友人も怖いかも。…ところで、マロちゃんにはいったい何が見えているのか。不安を煽る最後の1コマにゾッとしてしまう。

■今までの人生で一番怖かった
作者に話を聞いてみた。

――裏エピソードがあれば教えてください。
キタハタエミ「夫はこの空家で感じた気配が今までの人生で一番怖かったそうです。不穏な空気の発信源がその空家と気づく前は、近くを通るたびに視線を感じていたと言っていました」

画像提供:キタハタエミ(@emi_kitahata)

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