東京屈指の桜名所・目黒川沿いに位置するスターバックス リザーブ(R)ロースタリー 東京(以下、ロースタリー 東京)で、今年も2月15日(水)からSAKURAシーズンがスタートする。今年は見る瞬間ごとに表情を変える生き生きとした“桜”に注目した“Hello blossoms.”がテーマ。ひと足早い春の訪れとともに、胸が高鳴る、心はずむ華やかな桜をテーマにした限定ドリンクを紹介しよう。
■氷に桜の刻印が！ 粋なしかけに心はずむバレルエイジド コールド ブリュー
豆から焙煎までこだわり抜いたコーヒーが楽しめる1階「メインバー」、お茶の世界を広げてくれる2階「ティバーナ(TM)バー」、スターバックス リザーブ(R)のコーヒーとティバーナ(TM)のお茶を使ったカクテルが楽しめる3階「アリビアーモ(TM)バー」から成るロースタリー 東京。SAKKURA限定ドリンクもそれぞれのフロアから、計7種類が登場する。
カラフェからロックグラスに注がれるコールド ブリュー コーヒー。口もとへ運ぶとコーヒーからバーボンの香りが漂い、カランと揺れる氷に視線を落とすと、そこには桜の刻印が…。
はっと驚くこの仕掛けは、ロースタリー 東京のシグネチャードリンク「バレルエイジド コールド ブリュー」のSAKURA限定バージョン「【桜刻印】バレルエイジド コールド ブリュー」(1350円)。今年初めて、氷に桜の刻印を施した。その理由を「ロースタリー東京を象徴するドリンクを飲みたいという方にも、桜の世界観を楽しんでいただけるようにしたいと思いました」と、開発を担当した石村正樹さん。桜の刻印は、ロースタリー東京の象徴でもある4階まで突き抜けるコーヒー豆の貯蔵庫・カッパーキャスクの桜の装飾がモチーフだ。
バレルエイジド コールド ブリューは風味の相性で選ばれたグアテマラの豆を、バーボンに使用されていたオーク樽で寝かせバーボンの風味を吸収させた華やかな水出しコーヒー。14時間かけて抽出されたコーヒーは豆本来のまろやかさと甘みがバーボンの風味とひとつになって感じられる。ノンアルコールながらバーボンを飲むかのようにロックグラスで楽しむスタイルも評判で、初めて訪れた人はまず頼んでみたいと思うドリンクのひとつだ。
日本各地はもちろん、海外からも客が訪れるロースタリー東京。
「遠方から初来店されると、限定も気になるけれどまずは代表的なメニューを飲んでみたいと思われる方も多い。そこで定番商品に季節限定のちょっとした仕掛けがあると喜んでいただけるのではないかと思いました」と、その思いを語る。
石村さんはもともとバーテンダーで、世界大会で2位に輝いた実績を持つ。ロースタリー東京の開業からアリビアーモ(TM)バーに立ち、現在はアリビアーモ(TM)とスターバックス リザーブ(R)のドリンク開発を担当する。
「アイススタンプ(氷用の刻印)は海外のバーデンダーの世界ではポピュラーなもの。バレルエイジド コールド ブリューはお酒の世界観も持つコーヒーなので、アイススタンプをした氷で、ロックで楽しむという演出も含めて楽しんでいただきたいです」
■日本茶の新しい出合いを届けてくれるトロピカルなティー
桜をイメージした鮮やかなピンク色のティーに、雪が降るように甘酒がふわふわと舞い落ちてグラスの底に積もる「スノー ブロッサム」(1100円)は、ティバーナ(TM)に登場するSAKURA限定ドリンク。甘酸っぱいトロピカルなお茶の味わいに甘酒のほのかな甘さが加わった、すっきりしたあと味の一杯だ。ベースのティーは、毎年このシーズンに販売する中目黒の桜をイメージした茶葉「さくらアリュール」。
さくらアリュールは福岡県産の日本茶・八女茶をベースに、パイナップルやさくらんぼの果肉、バラの花などをブレンド。開発者の佐藤紗也佳さんは「日本茶にフルーツやバラをブレンドしているティーは珍しく、とても個性的な組み合わせです。お茶の旨味、渋み、苦み、フルーツの酸味や甘みもあります」と、味覚のすべてを持っているところがさくらアリュールの魅力だと語る。
その味わいをさらに際立たせるためにスノー ブロッサムに加えたのがカカオジュース、碁石茶、甘酒という個性ある素材。カカオはトロピカルフルーツの一種で、果肉の部分を絞ったジュースはパイナップルやライチのような甘酸っぱい味わい。一方、碁石茶は、緑茶を乳酸発酵させてつくる日本茶の一種で、漬物のような独特の香りとすっきりした味わいが特徴だ。
意外な組み合わせに感じるが、「さくらアリュールと碁石茶には緑茶、さくらアリュールとカカオジュースにはトロピカル、甘酒と碁石茶は発酵という共通点があります。緑茶と甘酒の組み合わせも、ご飯と緑茶という感じで相性がいいんですよ」と佐藤さん。こうした素材の出合いがで「ティーのおいしさを120％引き上げて個性をより感じられるドリンクになりました。さくらアリュールの新たな魅力を知っていただけたらうれしい」と語る。
そしてこのドリンクにはもうひとつ、「若い世代に日本茶を知ってもらいたい」という佐藤さんの思いが込められている。碁石茶のように緑茶を後発酵(こうはっこう)させるお茶は高知や徳島など限られた地域で生産されており、産地ごとに特色のあるお茶が作られているという。「ティバーナ(TM)のドリンクをきっかけにそうしたお茶の存在や魅力を知っていただき、日本茶に興味を持ってもらうきっかけになれば」と願っている。
■アルコールが飲める人も飲めない人も。一緒に楽しめるカクテル
3階アリビアーモ(TM)ではスターバックス リザーブ(R)のコーヒー、ティバーナ(TM)のティーそれぞれの特徴をいかに際立たせるかを大切にしてメニュー開発をしているという。「コーヒーとティーのもうひとつの表現方法としてカクテルがある」と石村さん。
アリビアーモ(TM)からは、3種類の限定カクテルが登場する。そのひとつがアルコール度数1％未満のビールを使った「アリビアーモ(TM) フローズン セリーン ストロベリー」(2200円)だ。メニュー名にある“セリーン”は英語で“穏やか”という意味で、アリビアーモ(TM)ではアルコール１％未満のカクテルにこの名を冠している。
「体質的にはお酒が飲めないけれどカクテルやバーの雰囲気を楽しみたいという方にも、飲んでいただけるようにと開発しています」
アルコール1％未満のビール、カシスシロップ、フレッシュイチゴに、ティバーナ(TM)の茶葉・ストロベリーミントウーロンを抽出した氷を加えてブレンド。イチゴフレーバーのエスプーマとイチゴをトッピングした、パフェのようなかわいらしいビジュアルも目を引く。イチゴの甘酸っぱさの後にミントやホップのさわやかさがすっと抜ける一杯だ。
このドリンクにはジン、ベルモット、カシスリキュールを使ったアルコールをしっかり楽しめる「アリビアーモ(TM) フローズン デカダント ストロベリー」(2200円)というバージョンも登場する。アリビアーモ(TM) フローズン セリーン ストロベリーでは、アルコール類に代わりホップの香りの強いドイツ産のアルコール1％未満のビールを使うことで、ベルモットなどのさわやかさを表現しているのだという。
同じフレーバーで登場するアルコールとアルコール1％未満の2種類のカクテル。「お酒が飲める人と飲めない人が来店されてもいっしょに楽しんでいただけるように」という石村さんの願いが込められている。
ロースタリー東京のSAKURAシーズンは5月7日(日)まで。ほかにメインバーではストロベリークリームの上からエスプレッソを注ぐ「さくら マキアート」(1050円)、ティバーナ(TM)バーではさくらアリュールとラズベリーピュレ、ライチジュースを組み合わせた「ローズ ラズベリー＆ライチ ティー」(1100円)、アリビアーモ(TM)バーではアルコール1％未満のコーヒーカクテル「セリーン アイリッシュ コーヒー」(2000円)、が登場する。店内がSAKURAドリンクで彩られるロースタリー東京へ、ひと足早く桜気分を楽しみにぜひ足を運ぼう。
※来店客の状況により、隣接施設にて整理券が配布され、番号に従って入店する場合あり。
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