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KENTA・SANGGYUNが約3年ぶりに日本で公演開催!「ステージに立って、やっと呼吸できたような感覚」

  • 2022年12月24日
  • Walkerplus

日韓で活躍しているKENTA(ケンタ)とSANGGYUN(サンギュン)によるデュオが、約3年ぶりの来日イベント「Dear my friend -夕暮れの交差点で君と会う-」を開催。このイベントに先駆けて写真集『28』も発売し、空白期間を乗り越えて更に絆を深めた2人の第2章が幕を開けた。今回、来日中の2人にインタビューを敢行。イベントで改めて感じたファンの愛や写真集のお気に入りカットなどについて、たっぷり語ってもらった。


■もらい泣きしちゃうので僕は見ないようにしてました(笑)

――今回のイベントタイトル「Dear my friend -夕暮れの交差点で君と会う-」には、どんな意味が込められているのでしょうか?

KENTA:今回は僕たちが0から作り上げた、そんなコンサートでした。僕たちのファンの名前である“チャックン”には「相棒」という意味があるので、待っていてくれたファンのみなさんに向けたプレゼントになるようなイベントになったらいいな、という思いを込めて「Dear my friend」。そしてKENTAとSANGGYUNの道が交わったところ、つまり“僕たちが一緒に活動してきた時間”を交差点に例えて、今後お互いがどういう道を歩んだとしても、この交差点に戻ってくればまた素敵な活動をスタートできるんじゃないか、という意味を込めて「夕暮れの交差点で君と会う」というサブタイトルを考えました。

――約3年ぶりの公演は、不安もありましたか?

SANGGYUN:約3年間、公演などの活動をできていなかったので、コンディションが心配だった分、今まで以上に一生懸命準備したと思います。ファンのみなさんが忘れてしまっていた僕たちの姿をもう一度お見せして、コロナ前の気持ちをまた思い出してほしい、と考えながら準備しました。

KENTA:元々歌手として活動してきて、3年間という空白期間を経て舞台に立ったので、「あぁ、こんなに落ちぶれちゃったんだ」っていう失望感を与えたくなかったんです。老いてるなとか、ダンスがしんどそうだなとか(笑)。だから普段以上に練習もしたし、ランニングして体力をつけて臨みました。

――実際にステージに立ってみて、いかがでしたか?

SANGGYUN:やっと呼吸できたような感覚でしたし、とても居心地が良かったです。ファンのみなさんが写真集の特典会で「本当にありがとう」と言って泣いてくれたり、公演中も感動してくれているような姿を見ながら、こちらこそ本当にありがたい気持ちでした。公演ができて本当に良かったなと思います。

KENTA:僕たちも待ちに待ったステージですし、その分、僕たち以上に待っていてくれたファンのみなさんの姿を見ることができて、素敵な時間を過ごせたなぁと思います。泣いてる方も多くて、もらい泣きしちゃうので僕は見ないようにしてました(笑)。

■送っていただいたのはDMは、本当に全て見ています

――写真集の特典会ではファンのみなさんと直接お話ができたと思いますが、その中で印象的だったことは?

KENTA:今回、福岡でも特典会をやったんですが、福岡に2人で行くこと自体が初めてだったので、それがまず不思議でした。今まで「九州に来てください」って言ってくれるファンの方もたくさんいて、「いつか行きます」という約束を果たせた達成感がありました。あとは、コンサートの前に特典会があったので、コンサートより緊張したかもしれないです(笑)。

SANGGYUN:長い間、公演などでお会いすることもできなかったので、またこうしてお話することができてとても嬉しかったです。僕はよくSNSで「たくさんDM送ってくださいね」って言ってるんですけど、送っていただいたのは本当に全て見ているし、覚えているんですね。ファンのみなさんは「送ってもきっと見ていないだろうな」と思っていたみたいで、特典会でその話になって、僕がどんなメッセージを送ってくれたか覚えていることに、すごく驚いていました(笑)。

――2人で訪れた初めての福岡では、何かおいしいものを食べたりしましたか?

KENTA:僕、ラーメンの中でとんこつラーメンが一番大好きなんですよ。だから、福岡といえばとんこつラーメン!ってことですごく楽しみにしてて、スタッフさんとみんなで食べに行ったのに、お目当ての店が30人くらい並んでたんです。もう並ぶ気力は残っていなかったので(笑)、近くにあった別のお店で鶏ベースの塩ラーメンを食べたんですけど、それもめちゃくちゃおいしかったです。

SANGGYUN:しかも大きいお店ではなく、路地裏にあるような小さなお店で食べたからこそ、よりおいしかった気がします。日本の味付けは、韓国の味付けより全体的にしょっぱく感じるので、その塩ラーメンも最初は少ししょっぱいなと感じたんですけど、結局おいしくてスープもほとんど飲み干しちゃいました。おいしかった〜!

■写真集『28』は今までで一番いいねと言ってもらえました

――写真集『28』も発売されましたが、なぜこのタイミングで写真集を作ることになったのですか?

KENTA:ちょうど1年くらい前から「写真集を作りたいんだけど、どう?」ってサンギュンに相談していました。僕の中では、28歳(※韓国の年齢で)というこの1年間が決して順風満帆ではなくて、その中でどんなことを感じたとか、こういう悩みがあって泣いたとか、普段歌手としては見せない姿や思いみたいなものを表現したいと思ったんです。なので、よりナチュラルな姿を残せるんじゃないかと思って、お互いを撮影し合う“セルフスナップ”のパートを入れたり、「10年後、20年後に僕たちが見返した時に、28歳の時にこんなこともあったねって笑い合えるような写真集にしたい」という裏テーマがあったので、そういった思いがちゃんと形になったんじゃないかなって思います。

SANGGYUN:KENTAが「写真集を作りたい」と提案してくれた当時、コロナなどの事情であまり活動ができていなかったので、ファンのみなさんに僕たちの姿をお見せできる貴重な機会だし、いい思い出になるんじゃないかな?と思い、今の僕たちを余すことなく詰めようと準備しました。できあがった写真集を最初に見た時、予想していたより遥かにカッコよく写っていて良かったです。やっぱりPhotoshopがあるから…(笑)。

KENTA:Photoshopの力は偉大だよね(笑)。

SANGGYUN:ファンのみなさんからも、今までのアルバムより良かったと言ってもらえました。

KENTA:そうですね、今までもアルバムのジャケット写真というものはたくさん撮ってきたんですけど、それと比べても『28』は一番ってくらいビジュアルが仕上がってるし、コンセプトもいいねってたくさんの方に言ってもらえたんです。やっぱり表に立つ人間として自己満足だけではダメだと思っているので、僕たちの考えが認められたんだと思えたのは嬉しかったです。もちろんPhotoshopのおかげもありますけど(笑)。

――撮影コンセプトのこだわりは?

KENTA:“春夏秋冬”をテーマに撮ってもらって、その季節ごとに紙も変えてるんですよ。僕が考えたことにサンギュンがアイデアをプラスして作り上げていったものを、一緒に制作してくださったスタッフさんたちの力によってちゃんとした形にできたということが、誇らしかったです。今までは僕たちは作品の1ピースだったので、テーマやコンセプトとかを僕たちが決めるわけじゃないし、撮ってもらって終わりだったのが、0から僕たちが作り上げたものが本になったのを見た時に、本当に良かったなと思えました。

■指でレンズを隠しているカットが結構ありました(笑)

――お2人のお気に入りカットは?

SANGGYUN:僕は空の写真とか風景写真をたくさん撮ったんですけど、中でも、済州島の海でKENTAを撮影した写真がお気に入りです。綺麗な写真を撮ろうと済州島に行って、本当にいろんな場所で写真を撮ったんですけど、これがベストカットでした。少し惜しかったのは、インスタントカメラだと確認できないじゃないですか?だから現像して見てみたら、指でレンズを隠しているカットが結構あったこと(笑)。

KENTA:指が写っていても、そのまま掲載しているカットが結構あります。それこそ、その時の感情とかが入ったリアルな写真なので。僕のお気に入りは、一番最後のページのカット。今回、エッセイではないので文章を入れるつもりはなかったんですけど、やっぱり僕たちの気持ちみたいなものを入れたくなって、韓国語と日本語でそれぞれメッセージを書いたページが何カ所かあります。この最後のカットもメッセージとセットになっていて、さっきもお話したように、いろんなことがあったこの1年間を10年後くらいに振り返った時にプラスに捉えたらいいなっていう思いを込めた写真なので、いい締めにできたかなと。メッセージがあったり、表紙を開くとスナップが大量に載ってたりして、ファンの方も「見るのに時間がかかる」と言っていたのですが、その分、僕たちの思いが詰まってるってことなので、本当に作れて良かったなと思います。

――2022年は久々に公演を行うなど、KENTA・SANGGYUNとしても大きく変化があった年だったかと思います。2023年の目標は?

KENTA:2022年は2人でステージに戻ってこれて、いろんな意味で区切りをつけられた年だったので、2023年は改めて僕たちが真っ白に戻った状態で、また1から何かを始めたいなと思っています。まだはっきりと言えることは無いんですけど、僕たちの中で考えてることはいろいろあるので、気長に待っていていただけたら嬉しいです。個人的には来年また個展を開きたいなと思っているので、1年後くらいに開催するのを目標に頑張ります。あとはもう1つ、運動を始めて、もうちょっとムキムキになりたいです!30代目前になって、ちょっと衰えを感じてきたので…やらないとだめだなと思い始めてます(笑)。

SANGGYUN:コロナなどで休んでいた期間は、情熱も少し冷めてしまっていましたが、今回のイベントのために新曲を作りながら作詞もしたりして、またこんな作業をしたいなと感じました。それに、日本で公演をしながら、今までやってきたことをこれからも続けていくべきだって改めて感じたんです。僕は本当に、舞台に上がる時に全然緊張しないんですよ。日本語を話す時だけは緊張するんですけど(笑)。心の底からステージの居心地が良くて、「ここにいなければいけない」という感覚があるので、また機会があれば舞台に立ちたいですし、個人的には映像系の活動にも力を入れたいです。ドラマやYouTubeなど、僕の姿をより輝かせてくれるようなコンテンツをたくさんやりたいなと思っています。

KENTA:この3年間、誰にも言えないような姿とか葛藤みたいなものをお互いだけには見せ合って、時にはぶつかりながら、同時に自分自身とも闘ってきました。そんな経験を経て戻ってこれたことで本当に強くなったと思いますし、「そんじょそこらの人たちとは違うぞ!」という自信はついたかな、と思います。ただ、僕たち自身でやらなければいけないことも増えたことで、なかなかスムーズに進まない部分もありますので、気長に待っていただければ嬉しいです!

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