働く自分の身に降りかかった日々の出来事を、哀愁ただようタッチの漫画にし、Twitterで発信をしている青木ぼんろさん(@aobonro)。どこかで経験したことがあるシーンに、多くの共感の声が寄せられている。
ウォーカープラスでは、そんな青木さんのサラリーマン生活を「恐らく誰の人生にも影響を及ぼすことはない僕のサラリーマン生活」と題し、全編描き下ろしでお届けする。働く誰もが一度は経験したことがあるシーンの数々に共感と笑いが止まらないはず!今回は、コロナ禍になって出現した“アクリル板”との葛藤。「分かる!」という方も多いのでは。
――これは青木さんがコロナ禍で体験されたことですか?
「はい。今年の10月くらいの出来事なんです。お昼のピークタイムで店内はほぼ満席、その中で座った卓が、この細さでしたので頭を抱えました。無言で動かすのもあまり良くないし、説明しようにも状況がややこしい上に、食べてる方はノーマスクなので話しかけるのも良くない…そんなさまざまな葛藤がありました」
――コロナ禍で突如導入されたアクリルパーティションですが、今回のお話以外にもコロナ禍になって地味に気になったことはありますか?
「またアクリル板の話で恐縮ですが、先日訪れたラーメン屋さんのアクリル板はスープが飛び散るからなのか、茶色の斑点がびっしりついていて…。少し気持ち悪く感じましたね(苦笑)」
――最後に。今回の舞台となった牛丼屋さんに絡めて。ずばり、サラリーマンにとって牛丼とは?
「『幸せ』ですかね。存在が当たり前になっていて忘れがちですが、400円であのおいしさ、ボリューム、提供スピードは異常だと思うんですよ。いつか牛丼が値上げして1000円とかになったら、昔を思い出してこう思うはずです『あの頃は幸せだった』ってね」
コロナ禍の影響で生活様式が変わった。飲食店のアクリル板もその一つ。まだまだ新しい生活様式の中にもネタが潜んでそうだ。今後も“恐らく誰の人生にも影響を及ぼすことはない”けれど、どこか一大事にも感じるサラリーマン生活を漫画にしていきます。乞うご期待!