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大阪土産の定番チーズケーキを1ホール焼きたてで!?「りくろーおじさんの店」のカフェが最高すぎた!

  • 2021年10月26日
  • Walkerplus

大阪土産として定番となっている「りくろーおじさんの店」の「焼きたてチーズケーキ」。店の前を通れば、焼き上がりを知らせる鈴の音とともに、甘い香りで人々を誘惑する。

しかし持ち帰り店を中心に展開されているこのケーキは、家まで持って帰る間に冷めてしまう。「焼きたてをその場で食べられたらなぁ」という食いしん坊さんの願いを叶えるのが、りくろーおじさんの店 なんば本店2階の「陸カフェROOM」だ。店自体は1989年からあるのだが、そこにはなんと、焼きたてほやっほやの「超・焼きたてチーズケーキ」を1ホール丸ごと食べられるなんともギルティなメニューがあるという。

定番すぎて見落としていた、“りくろーおじさんのチーズケーキを焼きたてで1ホール食べる”という最高に贅沢な行為。今回はそのチーズケーキの魅力を改めて確認するべく、リクロー株式会社 経営管理部の谷口円さんにおいしさの秘密とその歴史を聞いた。

■これ、最高すぎでは?テイクアウトでは味わえない味
“りくろーおじさんの店といえばチーズケーキ!”というイメージだが、1956年の創業当時にはまだチーズケーキはなく、創業者の西村陸郎氏は和菓子の卸売業を営んでいたという。

しかし和菓子よりも洋菓子の需要が高まる時代となり、それに伴って洋菓子の販売もスタート。2号店である北加賀屋店が開店した際、目玉商品として発売されたのがおなじみの「焼きたてチーズケーキ」だ。ちなみにケーキに付けられる「りくろーマーク」の焼印も同時期に誕生。かわいいりくろーおじさんのマークは今でも多くの人から親しまれている。

現在、りくろーおじさんの店舗は大阪府内に12箇所。そのなかでも唯一カフェで食べることができるのが「なんば本店」だ。グリコ看板近くの戎橋筋商店街に面する店舗は、前を通るたびに焼きあがったケーキのおいしそうな香りが。焼きたてを知らせる鈴の音に、つい足が向いてしまうから不思議だ。

本来テイクアウトのみの販売であるりくろーおじさんの店のスイーツをすぐに食べることができるのが、この店舗の2階にある「陸カフェROOM」。チーズケーキだけでなく、注文を受けてからスタッフが丁寧にハンドドリップするオリジナルブレンドコーヒーも味わえるカフェだ。

「焼きたてチーズケーキは基本的にテイクアウトがメインでした。そのため、家に持って帰った頃には当然冷めてしまいます。私たちの『みんなにできたてをゆっくり味わってほしい!』という強い気持ちから、このカフェができました。ここでは『できたて』にこだわっており、チーズケーキだけでなくさまざまなスイーツをできたてで味わっていただけます」

チーズケーキ以外にも、出されるメニューはすべてが“できたて”。季節限定のメニューも材料にこだわり抜いたものばかりで、いつ訪れても変わらないおいしさと新しい味に出合うことができる。

■ぷるんぷるんっ!超・焼きたてチーズケーキのすごさ
カフェでの看板メニューは、前述している「超・焼きたてチーズケーキ」。注文してから焼きはじめて1階のキッチンから運ばれてくるのだが、その姿は持ち帰りしたものとはまったく違うもの。湯気が立ち、表面がパンッと張ったぷるぷると震えるチーズケーキ。まさに“超”という言葉がふさわしい。

香りが豊かな理由は、デンマークの工場から直輸入したクリームチーズを使用しているため。運ばれた瞬間から店内にチーズの香りが漂い、食欲をそそる。

「実は、この膨らみは卵の力だけで、膨張剤などは一切入れていません。卵白に空気を含ませて膨張させるので、フォークを入れればしっとりとスポンジに入り込み、口に入れればシュワッとなくなるのが特徴です。これが味わえるのも、焼きたてで提供するからなんです。消費期限は3日間ですが、ぜひ焼きたてほやほやを多くの人に味わってもらいたいですね」

店内ではまるまる1ホールを食べることができるので、1人ででもみんなでシェアしても、食べ方は千差万別。余ったら持ち帰りできるので、1人で注文しても安心だ。また「さすがに1ホールは食べられない!」という人にはチーズケーキ1/6カットとドリンクを楽しめる「ベーシックケーキセット」も。空腹具合に合わせて量やメニューを変えられるのもうれしい。

■栗三昧!今だけの「しぼりたてモンブラン」
陸カフェROOMでは季節限定のメニューも豊富で、2021年10月のメニューは「しぼりたてモンブラン」(1100円)。愛媛県産の栗のクリームをたっぷり絞り、中には“栗の王様”と呼ばれる熊本県産の「利平栗」と北海道産生クリーム、柔らかなスポンジが。マロンクリームは注文を受けてから店内にある機械で絞るため、カフェ内に栗の濃厚な香りが広がる。

「モンブラン自体はこれまでもありましたが、お客様の目の前でクリームを絞る『しぼりたて』をはじめたのは初めてなんです。絞りたてにこだわるのは、超・焼きたてチーズケーキと同じように、お客様にできたてそのままを食べてもらいたからです。目の前でクリームを絞るので、その瞬間を写真や動画に撮ってSNSに投稿される方も多いですね」

黒寿きな粉や自家製粒あん、黒蜜もついているので、いくらでも味変が可能。11月中まで提供される。

りくろーおじさんの店が挑戦し続ける、できたてや焼きたて、絞りたての贅沢スイーツたち。焼きたてを味わって、定番となったチーズケーキのおいしさを改めて感じてみてはいかが。

取材・文=福井求
写真=松井ヒロシ

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