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中田英寿がシェアしたい“日本の新たな価値”「世界一に輝いたマエストロの絶品ジェラート『マルガージェラート』」

  • 2021年4月18日
  • Walkerplus

中田英寿氏が47都道府県を旅して出会った日本の「わざ」と「こころ」。日本のことを知るために47都道府県を巡る中田氏の旅は6年半におよび、移動距離は20万キロになった。その間、訪れた地は約2000に。そこで中田氏は、現地に行かなければわからない、素晴らしき日本があることを知った。

ウォーカープラスでは、中田氏の「に・ほ・ん・も・の・」との共同企画として、珠玉の“にほんもの”をお届けする。

中田英寿
「全国47都道府県の旅で出会ったヒト・コトを、”工芸芸能・食・酒・神社仏閣・宿”に分けて紹介。日本文化を多くの人が知る『きっかけ』を作り、新たな価値を見出すことにより、文化の継承・発展を促していきたい。」

2017年にアジア人として初めてジェラートの世界一に輝いた、ジェラートマエストロ・柴野大造さんのお店「マルガージェラート」が、石川県にある。

柴野さんは石川県・能登町生まれ。東京農業大学農学部を卒業したあとに家業である酪農の道に就く。「地元の生乳のおいしさをもっと幅広い年代の方に知ってもらいたい」という思いから、独学でジェラートづくりを始め、2000年、能登町に牧場直営のジェラートショップ「マルガージェラート能登本店」をオープンした。その後、イタリアの大会へ出場するようになり、研究を重ね、おいしいジェラートには組成理論があるということにたどり着いた。

ジェラートづくりは、牛乳・砂糖・卵、生クリームにナッツやチョコレート、フレッシュなフルーツなどを混ぜ合わせ、空気を含ませながら冷やし固めるという作業を繰り返す。至ってシンプルで、自宅でも作って楽しむことができる人気スイーツなのだが、プロの世界ではベストなジェラートの水分率・固形分率・空気含有率の配合比率などが科学的根拠を元に定まっている。決まっているルールの中で、どんな素材を選び組み合わせるか、という想像力を働かせ、オリジナルの商品をつくることが、ジェラートマエストロたちの腕の見せどころになるそうだ。

柴野さんもそのことを知り、イタリアの分厚い専門書を翻訳し、その基礎を身につけ、自分の感性を駆使した味を生み出してくうちに、「イタリア最優秀職人」の2年連続受賞(2015年・2016年)、ジェラート日本チャンピオン(2015年)、そして、2017年にはSherbeth Festival 2017(イタリア・パレルモ)で総合優勝、世界チャンピオンに輝いた。

マルガージェラートの「MALGA」はイタリア語で小高い丘にある牧場。自然豊かな能登で育った生乳を使用し、厳選された地域素材などを使用している。目指すのは“五感で感じるジェラートづくり”。特にアロマを大事にしていて、シンプルそうに見える味の中にも、数種類のスパイス、時には花や抽出エキスなどを駆使して複雑な香りを演出している。

マルガージェラートの中で、特に人気の高いフレーバーが「グランピスタチオ」「能登塩ピスタチオとオレンジバニラのマスカルポーネ」と、柴野さんが世界一に輝いた作品「パイン・リンゴ・セロリ」。

「グランピスタチオ」は、奥能登産のミルクにお店でローストしたピスタチオのオリジナルペーストをミックスしていて、ミルクの優しさと、濃厚なピスタチオのバランスのよい味わいが楽しめる。「マスカルポーネとオレンジバニラ」は、オレンジとバニラビーンズの香りを感じるマスカルポーネジェラートにベリーソースの酸味がアクセントとなって、コクがあるのにも関わらずさっぱりとしている。「パイン・リンゴ・セロリ」は、コールドプレスした素材にライム果汁やミントなどをプラス。味わったときのフレッシュさに衝撃を受ける逸品だ。

これらの人気フレーバー以外にも、加賀棒ほうじ茶、金澤スイートポテトといった地元石川の素材を活かしたものを、オンラインでも購入することができるのでいろいろ試してみるのもいいだろう。

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