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体が消える、丑の刻参り…事故物件住みます芸人・松原タニシが体験した愛知県の心霊スポット3選

  • 2020年8月20日
  • Walkerplus

現在10軒目の事故物件に住んでいるという、事故物件住みます芸人の松原タニシさん。2012年よりテレビ番組の企画から、事故物件に住み始め、そこで起きた不思議な体験が話題に。さらに著書の「事故物件怪談 恐い間取り」を映画化した「事故物件 恐い間取り」が、2020年8月28日(金)に全国公開を迎える。
事故物件だけではなく、日本各地の心霊スポットを巡り、動画配信や怪談イベントなどでも活動を展開する松原さんに、今まで訪れた中で本当に怖かった愛知県の心霊スポットを聞いてみた。猛暑が続くこの時期に、背筋がひんやりするリアルな恐怖体験を紹介しよう。

■3位/悲恋伝説が残るA坂とB坂。真っ暗闇から赤ちゃんの泣き声が…

【松原タニシ】江戸時代に辻斬りが横行していたというA坂という場所。今は道もキレイになって、そこまで怖い雰囲気はなく、その隣のB坂のほうが真っ暗で実は怖いんです…。
この地に伝わる昔話ですが、かつて、位の高いお侍さんと恋に落ちた若い娘が、子供を身ごもったけれど、身分の違いで結ばれず、子供を近所の人に預けて、出家して尼になった。しかしつらい気持ちに耐えられず、A坂の木で首をつって自殺してしまう。その残された子供は、お母さんを探すためなのか外をさまよい、結局餓死してしまった。その場所がB坂でした。
B坂は、今もとにかく真っ暗で、坂に面したマンションや一軒家も建ってるけど、なぜか全部廃墟。道路沿いの大きいマンションは廃墟じゃないけど、角部屋だけ誰も住んでいない。あそこは気持ち悪いですよ。
YouTubeでオカルト部っていうチャンネルがあって、ユーチューバーの向(むこう)さんと深夜にそこを歩いてみたんです。そしたら「ぐーーー」て鳴ってるから、「向さん、おなか鳴ってるやん(笑)」って言ったら、向さんは「ちゃうちゃうちゃう、赤ちゃんの声や!バブーって…」。向さんはその時、この坂にまつわるエピソードを知らなかったから、本当に赤ちゃんの声が聞こえたんやと思います。

■2位/タバコをお供えすると体が消える⁉M公園のお堂の地下室

【松原タニシ】M公園というところにお堂がありまして、その中にMさんという人のお墓があると言われていて、今では立ち入り禁止になってしまった地下室があるんです。僕が行った時はまだ入れて、地下室には祭壇みたいなものがありました。そこにタバコがいっぱいお供えしてあったので、僕もタバコに火をつけてすぐ消してお供えしてみたら、今まで怖い雰囲気だったのが急にサーッとなくなって、爽快な気持ちになったんです。
それからお堂を出てみたら、向こうから大学生3人組がワイワイと肝試しでやって来てて。夜中に僕みたいなのが一人でいたら、怖いじゃないですか(笑)。だから、先客がいますよって教えてあげようと思って、懐中電灯を顔に当てて、「こんばんは~」って彼らに向かって声をかけたのに、「真っ暗だー!こえー!」とか言いながら、僕のすぐ目の前を通り過ぎるんです。どうやら僕のことが見えてないらしい…。
不思議に思って、この話を本に書いたりいろんなとこでしゃべったりしてたら、これを聞いた人がSNSで「私も同じ体験しました」ってメッセージをくれまして…。「友達と一緒に行ってタバコをお供えしたら、一緒にいた友達が急に消えたんです。必死で探したけどいなくて、30分くらい経った頃にふっと現れて、『どこ行ってたん?』って聞いたら、『違う違う!ずっとお前のそばにおった』って言われたんです」という話でした。あそこは透明人間になれる場所なのかもしれません。

■1位/現場に鉢合わせたらヤバイ!丑の刻参りの有名スポットT山

【松原タニシ】わら人形に五寸釘を打ち付けて、憎き相手に呪いをかける古来の儀式、丑の刻参り。T山は、そんなわら人形が多く見つかる場所として有名です。実はこの儀式、誰かに見られたら成就しないとも言われ、もし見られたらその人を殺さなきゃいけないというルールがあるって聞いたことがあって…。僕も行った時に、実際に鉢合わせたら殺されてしまうかもしれないと思うと、すごく怖かった。
でも、わら人形は見つからなくて、ただの噂やったんかなって思ってたら、山頂にある神社の壁に手形が付いてて…。ちょっと触ってみたら、今付けたばっかりの手形で…。近くに人間がいるって思ったらめちゃくちゃ怖くなりました。そっと石段を降りて帰ろうと思ったら、近い距離で木の枝が折れるパキッて音が聞こえたんですよ。また歩いてみたらパキパキパキッて付いてきてる。ダダダダッて走ったら、同じ勢いでパキパキパキパキッてまた付いてくる。これは確実に人間やな、と。階段の横が林になっていたので、もしかしたら僕に見られないように平行移動をして死角に入って隠れてたんじゃないかな。だって向こうも、見られたら僕を殺さなきゃいけないわけだから、きっと必死ですよね。
真相を確かめようと思って後日また訪れてみたら、その林の木のところに釘の穴が空いてたから、やっぱり誰かおったんやなって確信しました。わら人形自体は、神主さんが迷惑がって片付けてるみたいなので、見つかりませんでしたが。
信じるか信じないかは、あなた次第…。残暑厳しいこの季節、もっと寒くなりたい人は、ぜひ松原タニシさんの著書『事故物件怪談 恐い間取り』シリーズを手に取ってみては…。

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