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【動画あり】2024年の花粉飛散傾向 暖冬の影響で早い飛び始め?

  • 2024年1月19日
  • tenki.jp

1月ながら、すでに花粉が飛んでいるのを感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
日本気象協会が発表した「2024年春の花粉飛散予測(第3報)」では、スギ花粉は例年並みか例年より早い飛び始めとなる見込みです。
今年の花粉飛散傾向と、今からできる花粉症対策のポイントをお伝えします。

スギが開花するポイントは?

スギ花粉は、2月上旬に九州・四国・東海・関東甲信の一部で飛散開始となる見込みです。
近畿は2月中旬、北陸、東北南部は2月中旬から下旬、東北北部は3月上旬から中旬に飛散開始となるでしょう。

スギが開花する時期のポイントは、「休眠打破」です。
スギの花芽は、冬に入る前に一度休眠し、成長を止めます。そして冬の寒さが厳しくなると目を覚まします。これを休眠打破といいます。
休眠から目覚めた後は、暖かいほど開花が早くなる傾向があります。
この冬は暖冬で気温が高めではあったものの、寒暖差が大きく、12月後半に冷え込む時期もありました。そのため、休眠打破はある程度進んでいると考えられます。

1月前半は気温が高めに経過したこともあり、現在の1月中旬で既にスギ花粉がわずかに飛んでいる地域があることが確認されています。


日常生活で気を付けたい 花粉症対策のポイントは?

花粉症対策で重要なことは、とにかく「体に花粉を入れないこと」です。
自分は花粉症じゃないから大丈夫!という人も、花粉症の発症を防ぐ効果が期待できますので、事前に対策しておくと良いでしょう。

一つ目、外出時はマスクやメガネを着用し、目・鼻・口から花粉が入るのを防ぎましょう。
通常のマスクでも、花粉をおよそ70%減少させる効果があるといわれています。
また、コンタクトレンズを付けている方も、目にあまり刺激を与えないよう、メガネに替えた方がよいと考えられています。

二つ目、花粉が付着しにくい服装にしましょう。
ウールなどの花粉が付着しやすい素材は避け、できるだけ綿やポリエステルなどを選ぶと良いでしょう。
ウール素材の服を着る場合は、玄関先にブラシを用意しておいて、帰宅時に花粉を落としてから家の中に入るなどの対策をとると良いでしょう。

※出典:政府広報オンライン
https://www.gov-online.go.jp/useful/article/201102/2.html

本格的な花粉シーズンが始まる前に準備をして、できるだけ快適に過ごせるようにしましょう。

動画解説:山下右恭

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