関東は明日27日以降晴れる日が続くでしょう。来週中ごろは15℃以上まで気温が上がり、初春の陽気となりそうです。東京都内ではわずかながら花粉が飛び始めており、早めの対策が必要です。
今日(26日)関東の平野部では広く日差しが出ました。午後3時までの最高気温は、昨日(27日)より2℃〜3℃ほど高くなった所が多く、東京都心は12.0℃、横浜は12.3℃、さいたまは11.1℃、宇都宮は11.2℃、前橋は9.7℃となりました。
ただ、北よりの風が強まり、気温の数字よりは寒く感じられました。
こうしたなか、宇都宮ではウメの開花が観測されました。平年より15日早く、昨年より5日早い観測でした。
明日27日(土)は冬型の気圧配置が緩む見込みです。北部の山沿いを含め関東は広く晴れるでしょう。最高気温は10℃〜12℃くらいで、冷たい風は次第に収まるため、日中、日差しの下では厳しい寒さから解放されそうです。
明後日28日(日)から31日(水)にかけては、関東は高気圧に覆われて晴れる日が続くでしょう。気温は日ごとに高くなり、東京都心の最高気温は、28日(日)は11℃、29日(月)は12℃、30日(火)は13度の予想です。31日(水)は、横浜や千葉で15℃の予想で、週の中ごろは3月並みの暖かさとなりそうです。朝晩の冷え込みも緩むでしょう。山沿で積雪の多くなっている地域ではなだれにご注意ください。
2月1日(木)は次第に冬型の気圧配置となる見込みです。日中は晴れて気温が上がり、最高気温は15℃〜16℃と季節先取りの暖かさとなるでしょう。ただ、次第に冬型の気圧配置となり、北よりの風が強まって夕方以降は寒くなりそうです。
2日(金)は、寒気の影響で日中も気温が10℃に届かず、真冬の寒さとなりそうです。
関東ではこの先、気温が高いと予想されます。気温が高くなるにつれ、次第に花粉のシーズンを迎えます。
日本気象協会が1月18日に発表した春の花粉飛散予測(第3報)によりますと、関東の早い所では2月上旬から花粉が飛び始めると予想しています。ただ、散開始前から、わずかな量の花粉が飛ぶこともあります。
実際に、東京都の観測データによると、今月初めからわずかながらスギ花粉が飛んでおり、22日(月)には葛飾区でスギ花粉が1平方センチメートルあたり1.5個観測されました。
花粉の飛散開始の条件は、「1平方センチメートルあたり1個以上のスギ花粉を2日連続して観測した最初の日」です。東京都ではまだこの条件にあてはまりませんが、花粉に敏感な方は早めの対策が必要です。
