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火の用心 横浜は3日連続で湿度10パーセント台 乾燥注意報の発表基準とは?

  • 2024年1月26日
  • tenki.jp

今日26日、東日本・西日本の太平洋側では空気の乾燥が続いていて、午後1時までに千葉県木更津市では14%まで湿度が下がりました。横浜市も17%と空気が乾いています。明日27日以降も乾燥が続く見通しで、火の取り扱いに十分注意してください。

太平洋側で空気乾燥 横浜は3日連続で湿度10%台

今日26日は、太平洋側の地域を中心に晴れていて、空気の乾燥が進んでいます。午後1時までの最小湿度は、千葉県木更津市で14%と、今シーズン最も低い湿度となりました。また、横浜市は17%と、3日連続の10%台で、1月としては2013年以来11年ぶりのことです。
そのほか、午後1時までに、さいたま市と甲府市では20%、宇都宮市で21%、東京都心でも22%まで湿度が下がりました。

午後1時30分現在、関東甲信や東海、近畿、四国や九州など、また、東北の太平洋沿岸でも、乾燥注意報が発表されている地域があります。太平洋側で空気の乾燥した状態は明日(27日)以降も続く見通しで、火の取り扱いなどに十分に注意が必要です。

乾燥注意報の基準

乾燥注意報は、大気の乾燥により火災や延焼等が発生する危険が大きい気象条件を予想した場合に発表されます。その予想のために使用されるのが、最小湿度と実効湿度です。
最小湿度とは、一日のうちで最も低い湿度のことです。
実効湿度とは、木材の乾燥具合を表すものとされ、基本的には、当日の平均湿度と前日の平均湿度を用いて計算されています。

最小湿度が約25%、実効湿度が約60%より低くなると、火事が発生しやすくなったり、延焼が起こりやすくなると言われています。
なお、この基準は地域ごとに異なっており、東京地方では「最小湿度25%で実効湿度50%」と基準を定めています。
また、宮城県では「①最小湿度45%、実効湿度65%で風速7m/s以上 ②最小湿度35%、実効湿度60%」となっていて、風速が基準に含まれる地域もあります。

空気が乾燥 火事を防ぐには

画像C

空気が乾燥するこの時期は、火災発生のリスクが高まります。火災を防ぐポイントは、以下の通りです。

① たばこの吸い殻は、水で完全に消してから捨てるようにしましょう。吸い殻を灰皿にためず、こまめに捨てることも大切です。寝たばこは、絶対にやめてください。

② ストーブの周りに燃えやすいものを置かないことはもちろん、洗濯物を乾かすためにストーブを使うことは、やめましょう。お出かけの時や就寝の際は、ストーブを消すのを忘れないでください。

③ 台所のコンロの周囲に燃えやすいものを置かないようにし、火が鍋底からはみ出さないようにしましょう。調理中はコンロから離れず、コンロを使用しない時は、ガスの元栓をしめてください。

④ 電化製品のコードからも、発火するおそれがあります。たこ足配線やコードを束ねて使用するのは避け、コードが家具の下敷きになったり、折れ曲がったりしないよう、注意が必要です。ホコリが溜まらないよう、プラグやコンセントは定期的に掃除をして、使っていないプラグは抜いておきましょう。

もしもの火災に備えて、住宅用の火災報知器を設置するのも、おすすめです。また、放火を防ぐため、家の周りに燃えやすい物を置かないようにしてください。

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